桜井充ブックレット 好評発売中!!
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はじめに
国会議員になった時に、自分自身が歯科医療政策をまとめるようになろうとは夢にも思っていませんでした。本文にも記してありますが、平成12年の1月に、宮城県の歯科医師会の会長と新幹線で乗り合わせたことが、歯科医療にかかわるきっかけですから、大げさかもしれませんが、人の運命などわからないものです。
最初は身体障害者福祉法の15条をめぐる医科歯科格差について取り組みましたが、その後多くの医科歯科格差が存在することが分かりました。またそれだけではなく、歯科医療の抱える様々な問題を教えていただく中で、21世紀のグランドデザインを描いてみようということになり、党内にワーキングチームを立ち上げました。多くの皆様からご指導いただき、平成13年5月に歯科医療改革案を発表することができました。その結果、私たちの予想をはるかに超える大きな反響があった事は、驚きでもあり、喜びでもありました。
その後、民主党の歯科医療改革を聞いてみたいという要望が寄せられるようになり、全国各地で講演させていただいています。講演後、多くの皆様から「歯科のことに関してこんなに理解のある国会議員はいない」とか、「元気が出た」等、私が思っていた以上に高い評価をいただきました。
そこで、これまでの講演の内容や自分自身の歯科に関する政治活動を、一冊の本にまとめることにしました。この本は三章から成っています。第一章は、普段私が行っている講演の内容を中心にまとめています。第二章は民主党の歯科医療改革案及びその解説、そして第三章は、私の歯科医療に関する国会活動を記しています。
この本の発行をきっかけに、新たなる歯科医療政策、そして政治との関わり等、様々な議論が展開され、国民の皆さんにとって理想の歯科医療の提供が実現されることを願っています。
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はじめに
小泉政権が誕生してもうすぐ二年になろうとしています。小泉総理の『改革なくして景気回復なし』のキャッチフレーズに多くの国民の皆さんが期待し、小泉内閣は高い支持率を得ることができました。しかし最近は、歴代の総理と比較して支持率はまだ高いものの、徐々に支持率は低下しています。その原因は明らかで、小泉内閣の失政により景気が一向に回復しない、むしろ悪化の一途をたどっているからです。
二十世紀の最後の十年は『失われた十年』と言われています。それは、公共事業だけを繰り返し行い、その結果、景気は回復せず、借金だけが増えたからです。私も二十世紀の最後の十年は『失われた十年』と思っていますが、理由は違っています。私は、公共事業を繰り返し行ってきたことが決して悪いことだとは思っていません。何故ならば、少なくても景気の下支えにはなっていたからです。問題は、この十年の間に、次の社会の明確な方向性を打ち出せなかったことです。
これまでの日本は、田中角栄型土建国家でした。私は、この土建国家を決して否定するつもりはありません。何故ならば、経済成長を遂げ、インフラも整備されたからです。しかし、これから先もこの土建国家でよいのかとなると話は別です。財政の問題もありますし、環境の問題もあります。政官財の癒着の構造や既得権益の問題もあります。実は、多くの国民の皆さんもこの国のあり方に疑問を感じています。しかし不幸なことに、国民の皆さんが納得できる方向性が示されなかったために、田中角栄型土建国家は継続してきましす。別な角度から言えば、田中角栄を超える政治家が出現しなかったということかもしれません。
今回のこのブックレットの題名を『列島再生論』としたのは、田中角栄元総理を意識してのことです。私は、列島を改造した結果生じてきた問題点を解決して、この国を再生したいと考えています。その再生のテーマは『体の安心、安全な社会』です。本文にも書きましたが、病気の種類が変わってきました。アレルギー疾患、化学物質過敏症、シックハウス症候群、そして睡眠障害等です。これらの現代病の解決は個人の力では困難であり、政治主導で社会全体を変えていくしかありません。
今回私は、小泉内閣の経済政策のどの点が間違っているのかを明確にしたいと思っています。さらに、現代社会の問題点を明らかにし、それを解決するための、自分なりの対策を書いてみました。このブックレットの発行により、国民の皆さんの意識変革が起こり、閉塞感のある、今の日本社会を大きく変えていく一歩になればと願っています。
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はじめに
国会議員になって6年目を迎えました。これまで、医療政策だけではなく、金融問題や経済対策、高速道路の無料化、シックハウス対策を含む住宅政策等様々な問題に取り組んできました。
その中で、国会で議論される医療政策を聞いていると、医療経済の議論は活発に行われてきました。しかし、良い医療を提供するためにはどうするべきなのかと言う議論はほとんどなされてきませんでした。確かに国民皆保険制度を維持していくために、医療財政のことに関して議論することは大事なことです。しかし、国民の皆さんが医療に対して感じている問題点は、費用が中心ではありません。確かに窓口負担が3割になり個人負担が増加しているため、このような不満がふえてきていることも事実ですが、それよりも、患者の声を聞いてほしい、人間らしく扱ってほしい、きちんと説明してほしいという声の方が圧倒的に多いというデータがあります。
そのことを踏まえて、この小冊子では、医療財政のほかに、これまで国会の場でほとんど議論が行われてこなかった医療の質の改善に関しても提言していきたいと考えています。医療の質を確保するためには、私は大きく二つの改革が必要であると考えています。一つは制度であり、一つは医師―患者関係です。このことが混同され議論されているところに問題の本質を解決できない点があると感じているからです。
この小冊子の発刊により、良質な医療が提供できる体制が出来上がる一助になればと考えています。
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はじめに
2002年の11月に「歯科医療が日本を変える」という小冊子を発行させていただきました。多くの皆様のお力で、発行部数は7000部を超えました。講演活動も、北は北海道の室蘭から南は奄美大島まで、全国各地で行わせて頂きました。その先々で歯科医師の先生方とお話しする機会を頂きましたが、「これほど歯科医療を知っている議員に会ったのは初めてです。」あるいは「これからも歯科医療発展のために頑張ってください。」等、多くの激励を頂きました。本当にありがとうございました。
一方、高齢者の方を中心に痴呆を予防するためには、「歯の治療が重要ですよ。」というお話をさせていただいているのですが、その反響は私の想像を超えるものでした。
私も国会議員になってから、随分歯科医療について勉強させていただきました。勉強すればするほど、歯科医療の重要性がわかるのですが、残念ながらその重要性に対して、国民の皆さんだけでなく、歯科医師の先生方が十分に認識されていないことが分りました。そこで今回は、歯科医師の先生方はもちろんですが、多くの国民の皆様に歯科医療の重要性を知っていただくために、前回の内容に対して大幅に加筆修正を行い、出版することにいたしました。
この本は三章から成っています。第一章は、普段私が行っている講演の内容を中心にまとめています。第二章は、歯科医療に関する私の国会活動を記しています。野党の国会議員でも、国の制度を変える事ができるということを知って頂きたいと思ったからです。三章は、国会の質問や議事録をまとめたものです。
この小冊子の発行をきっかけに、新たなる歯科医療政策、そして政治との関わり等、様々な議論が展開され、国民の皆さんにとって理想の歯科医療の提供が実現されることを願っています。
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はじめに
この小冊子のシリーズも五冊目になりました。今回のテーマは、「不登校」、「引きこもり」、「摂食障害」の患者さんの診療を通して、私が感じている現在の若者が抱えている心の病についてです。
私は東京医科歯科大学の医学部を卒業した時、どの診療科に進もうか悩んでいました。私は学生時代、過敏性大腸炎の一つである「各駅停車症候群」に罹患していたため、心療内科に進むつもりでいました。ところがその当時、心療内科そのものを設置している大学が少なかったことと、全ての疾患が心理的なことが原因で起こっているわけではないので、きちんとした鑑別診断ができる必要があると考え、一般内科に進むことにしました。
心療内科を始めたのは、一関にある国立療養所岩手病院に赴任してからです。心療内科に対して、全くの素人である私一人ではどうしようもなかったので、毎週一回心療内科の先生に教えていただきながらの診療でした。私が赴任した病院の隣には、病弱養護学校が併設されておりました。気管支喘息やネフローゼの患者さんが減ったために、養護学校に通学する生徒数が減少し、そのために養護学校そのものが存続の危機を迎えておりました。養護学校存続のため、その当時の校長先生の英断で、不登校の子供さんを受け入れることになりました。
その子供たちを見ていると、養護学校には通うことができます。しかし一般高校に入学後、不登校になる、あるいはやめてしまう子供達が多く、心の病を解決しないと結局は根本的な解決につながらない事を痛感させられました。
私は現在も診療を続けていますが、それは目の前の患者さんを治療したいということだけではなく、「不登校」、「引きこもり」、「摂食障害」の実態を把握した上で政策を作っていきたいと考えているからです。何故ならば、現場を知らない人たちによって作られてくる対策によって、ますます状況が悪化する事があるからです。
日本は資源のない国です。その日本の発展のためには人材の育成が極めて重要です。日本の将来を支えていく若い人たちが、自信を失っているようでは、この国の発展などありえないと思っています。
今回のブックレットでは、これらの問題点を分析し、解決策を提示していきたいと考えています。このことにより、一人でも多くの患者さんが立ち直り社会復帰できればと願っています。
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