桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「大本営発表」

2015年04月16日 (木) 16:03

 やっと暖かくなってきた。今週の日曜日、仙台は桜が満開。しかも絶好の花見日和で、多くの花見客がお花見を楽しんだ。道路も混雑しており、大渋滞に巻き込まれて大変だった。
 
 この日は統一地方選挙の投票日でもあった。残念ながら、民主党は地方議員の数を大きく減らした。特に関西地域は維新に圧倒された。解党的出直しが必要であることを痛感させられた。
 
 話は変わるが、政府そして自民党がマスコミに圧力をかけ続けている。民主主義国家としてあるまじき行為である。時の政府の都合の良い情報だけ流すのであれば、戦前、戦中の「大本営発表」と同じである。
 
 以前、あるシンクタンクが、何故景気が良いと感じているのかという調査を行ったことがある。30%の人は株が上がったからと答えていて、これは納得できるのだが、50%の人はマスコミの報道と答えていた。
 
 このことから分かるように、マスコミの報道は極めて大事である。だからこそ、中立を保たなければならないのだが、政府や与党に圧力をかけられ、自由な報道ができなくなっている。
 
 安倍政権は政権を維持するためには何でもありで、マスコミに圧力をかけるだけではなく、私たちの大事な年金資金を使って、株価の操作も行っている。このような政権の暴走を止めるために、戦っていきたいと思っている。
 
                                        参議院議員・医師 桜井 充
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 ロシアがイランへの防空ミサイルシステムS300(グランブル)の禁輸措置を解除しました。もともと、2007年にロシアはこのミサイシステムをイランへ供給しようとしていました。その際、この防空ミサイルシステムの配備前にアメリカやイスラエルがイランを攻撃するのではないかという憶測が出るなど、原油価格の大暴騰を引き起こす要因にもなりました。
 最近ではイランへの禁輸措置の解除に加え、ギリシャに対してもS300を売却する協議を行っていることや、S300を大幅にパワーアップさせ、ステルス機や弾道ミサイルにも対応できるとされるS400(トライアンフ)を中国へ輸出することを認可したこととも報道されています。
 原油価格が低迷することはロシアにとって大きな不利益となることから原油価格を引き上げにかかっているのかもしれません。じわじわと地政学的リスクが高まってきているように思います。(小林太一)