桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「支援の輪が広がっている」

2011年04月21日 (木) 17:39

 前号のメルマガですが、本人は素直な感想を書いたつもりで、まさかこれだけマスコミに取り上げられるとは思ってもみませんでした。
 地震、津波、原発、そしてエネルギー不足等本当に多くの問題を抱えています。この国難というべき時期、全ての人が協力して、これを乗り越えていかなければならないのは当然のことです。与野党関係なく、国民の皆さんと一丸となって、この国が復興できるように、私も頑張っていきたいと思います。
 さて、先週長崎に行ってきました。被災地支援のために、宮城県の県産品を長崎で売ってくださったからです。本当にありがたいことです。関係者の皆様、そして長崎県民の皆様に心から感謝申し上げます。
 この企画は、私の高校時代からの友人で、長崎県の千々石(ちじわ)に住んでいる松本由利さんの紹介で始まった。「心風」というお店を開いている一ノ瀬恵介さんが、宮城の県産品を長崎で売って被災地を応援したいとおっしゃっているのだが、県産品を集めてくれないかという依頼だった。
 本当にありがたいお話だったので、早速「伊達な元気屋」(この会社は地元の物を売って宮城を元気にしようという目的で作られた会社です)の吉田勝就社長にお願いして、地元の商品を集めることにした。皆さん喜んで協力してくださった。しかし、沿岸部の商品は殆ど津波で流されてしまい、内陸部の物が中心となった。
 一ノ瀬さんは、わざわざ長崎からトラックで、支援物資を運んでくださった。その中には文明堂のカステラも大量にあり、従業員の皆さんの一人一人の心温まるメッセージも添えてあった。そして、県産品を積んで長崎に戻られた。
 当日は、多くの皆さんが買い物に来られた。ありがたいことに、今回の企画は多くのマスコミに取り上げられ、その宣伝効果が大きかったと思っている。さらに嬉しい事は、長崎市長もこの企画に賛同してくださり、21日から長崎港で開催される「長崎帆船まつり」でも、販売ブースを提供していただけることになったことだ。
 私も政府の一員として、国の支援策を考えているが、民間でのこのような協力が行われることは本当に素晴らしい事で、この企画を宮城県だけではなく、他の被災地の県産品も売れるように、運動を広げていければと考えている。もし、協力いただける方がいらっしゃれば、是非お申し出くださればと思っています。
 最後に、このイベントを企画した一ノ瀬さんも吉田さんも、本職は貸金業者である。貸金業というと、すぐに闇金=悪人を連想されそうだが、地域のために頑張っている貸金業者もいるという事を知って頂きたいと思う。

                 参議院議員・医師 桜井 充
 
 【秘書のつぶやき】
  桜井充秘書小林です。
 先週末は山元町のとある避難所に炊き出しのボランティアに行って参りました。
 その際に現地の子供達と交流を持つことができました。大阪出身ということでたまたまお願いされた一発芸が珍しく当たったからか一緒に遊ぼうと誘われ、さらにお話も聞くことができました。子供達からは、学習進度が3月11日から止まっていて不安だ、することがなくて暇だ、という声を多く聞きました。確かに、最近寄せられる被災者の方々から、働きたい、勉強したい、何かできることはないか等のお声が寄せられることが増えてきています。悲しみの中から立ち上がりつつある方々に対して必要な施策はもちろん、ボランティア等についても他にどのような支援ができるのかを考えさせられ、模索していま
す。また、今回出会った子供達が将来に希望を持てるような国にせねばと強く思いました。
 ところで、今週末はいわき市にボランティアに行って参ります。いわき市は小生が前職の証券会社で勤めていた際に何度か出張に行った、思い出の地です。微力ながら少しでもお力になれるよう引き続き全力を尽くして参ります!
(小林太一)