桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「ドバイにおります」

2011年01月13日 (木) 10:54

  今日は、民主党の党大会の日ですが、私は国債を売るためにドバイにおります。日曜日に日本をたって、サウジアラビアとアブダビを経て、ドバイが3箇所目になります。明日の未明に現地を出発して、夜に成田に到着する予定です。

 菅総理は、小沢元代表の件に対してご執心ですが、強制起訴される方に対して、一国の総理がここまで言及する必要があるのでしょうか。私が地元を歩いていたときには、多くの方から、民主党はもっと他にやることがあるのではというご意見を頂きました。その通りだと思います。

 私も菅内閣の一員ですから、総理を支えていかなければならないと思っています。しかし、総理を支えていくということは、盲目的についていくということではなく、総理と意見が違うときには、正しいと信じることをきちんと主張することも大切だと思っています。

 先日、財務省の会合に出席させていただきましたが、この時言われたことは、「私たちは自民党のために働いてきたわけではなく、日本のために働いてきました。現役の諸君も同じ考えだと思いますよ。」ということでした。

 私も、立場は民主党であり、菅内閣の一員でもありますが、私が働いている目的は、民主党のためでもなく、菅内閣のためでもなく、国民の皆さんの暮らしが良くなるために働いており、この点は官僚の皆さんと一致していると考えています。

 日本に戻ってから本格始動しますが、内閣に入って感じたことは、現在の立場であれば、日本のシステムを大きく変換できるということです。官僚の皆さんとスクラムを組んで、閉塞感のある現状を打破していきたいと思っています。

                                  参議院議員・医師 桜井 充
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 今週の桜井は日本国債の広報活動のため、リヤド、ドバイ、そしてアブダビに出張しております。財務省として、このような日本国債の海外IRはリヤド、アブダビにおいては5度目、ドバイにおいては3度目の実施となるようです。
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/pressrelease/221227j.htm
 ところで、昨年末もドラマ「坂の上の雲」が大きな話題となりましたが、実は日露戦争において日本が勝利した背景の一つに日本国債の海外調達が深く関係していたことをご存じでしょうか。
 そもそも日露戦争の戦費は当初から国内予算だけでは賄えないことが見込まれていました。そこで、戦費を調達するために高橋是清日本銀行副総裁が同盟国であったイギリスに飛んだのでした。当初は海外の投資家達は日本がロシアに敗北するだろうという予想が多かったようで、募集が極めて難しい状況でした。しかし、イギリスの銀行団、そしてユダヤ系アメリカ人シフ氏の支援、戦況が日本優勢であったこと等のおかげで最終的には海外での国債発行は大成功を収めたのでした。
 ちなみに現在の日本国債の保有者のうち、海外はわずか5%。日本の株式市場の株式保有者の26%が外国法人であることを考えると、まだまだ少ないと言えますね!(小林太一)