桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「政策論争による代表選を実現したい」

2010年09月02日 (木) 18:12
民主党の代表選挙が行われることになった。代表選挙が行われることになったのだから、権力闘争ではなく、政策論議を深めてもらいたいと考えている。そのために、「政策論争による代表選を実現する会」を作った。それは、議員主催による公開討論会を行うためである。
現時点で、両陣営から参加の方向だという返事を頂いているので、皆さんが興味のあるテーマを選んで、両候補の政策的な違いを明確に出来ればと思っている。
さて、円高が続いている。これは、基本的にはアメリカ経済の減速を受けてである。日本の経済も財政も決して良くないのにも関わらず円高になるということは、アメリカ経済はそれほど深刻な状況にあるということである。
アメリカでは住宅バブルが崩壊した。さらに、商業用不動産のバブルも崩壊した。要するに、日本のバブルの崩壊も、商業用不動産も住宅用地の価格が共に下落したように、アメリカでも同様のことが起こっているのである。
日本経済は、バブル崩壊後回復まで相当の年限を要したが、アメリカも日本のバブル崩壊と同様、回復までは相当の年限がかかると考えている。そうなると、円高というトレンドは当分続く可能性が高いので、その点を踏まえての政策も必要になる。日銀の金融政策、財務省による為替介入も効果は限定的かもしれないが、円高で苦しんでいる皆様のためにも、出来る手段は全て講じていきたい。
それにつけ加え、今後行うべきことは、内需の拡大に努めることや、経済が堅調な国々に対する輸出の拡大、さらには企業の進出等、抜本的な対策を作っていかなければならない。
そういう観点からの政策論議も必要であり、どちらの候補者がこの国の舵取りを行うべきなのか、じっくり考えていきたいと思っている。
 
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 今日は9月2日、65年前に日本が公式に連合国に降伏文書に調印した日です。最近、ロシアが「対日戦勝記念日」法を成立させました。「今更なんでやねん!」と思うのですが、これは北方領土問題についての牽制やロシア国内へのアピールではないかと言われています。
 ところで、ポツダム宣言を受諾し、玉音放送が流れた1945年8月15日に戦闘は終わったというイメージがありますが、例えば千島列島の占守島においては8月18日にソ連軍が上陸を始めたりするなど、血みどろの戦闘が起こりました。
 こういう歴史はなかなか授業などでは教えてもらえないものですが、決して忘れてはならないものだと思います。今のロシアはロシア金融危機を引き起こしたころとは違い、豊富な資源を元にして「BRICS」の一つとして成長が見込まれる重要な国の一つですが、北方領土問題については是々非々で議論しなければならないと思います。
あ・・ポロニウムを飲まされないように気をつけます・・(小林太一)
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