桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「政権交代当時の理念に戻るべきである」

2011年02月24日 (木) 18:19
 一昨日(2月22日)、ニュージーランドのクライストチャーチ付近でマグニチュード6.3の強い地震が発生しました。被害は更に拡大する可能性があるという見通しとなっております。
 被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、日本政府としては、国際緊急援助隊を現地へ派遣し、被災者の救助に当たっており、被害を最小限に食い止められるよう、全力を尽くして参ります。
 一昨日、党内のいわゆる中間派と呼ばれる人たちの会合を行った。私も呼びかけ人の一人だが、党内は親小沢そして反小沢だけではない。何か行動を起こすと、マスコミにどちらかに色分けされてしまうことに嫌悪感を抱いている人たちも多い。

 さらに、政局より政策だろうと思っている議員が多いにも関わらず、政局的な動きだけが報道され、このことが政治に対する失望感を呼んでいると感じている。このような局面を打開したいと考え、声をかけさせていただいた。議員本人の出席は67人、そして秘書の皆さんの出席は68人、参加人数は135人だった。

 今回は、政権交代後の民主党の総括を行ったが、現在の菅政権の問題は、明確な理念が見えないということだと思われた。そのために、代表選挙の際にもあまり主張していなかったTPP等、政策を打ち出すたびに、突飛に感じられるのであろう。

 このような状況を打開するためには、改めて民主党の理念を確認する必要があると思った。その理念が見えないから、国民の皆さんから見れば迷走しているように見えるのであろうし、信頼できないと思われるのではないだろうか。また、議員の皆さんも自分自身が当選したときの政党とは違うと感じているのだと思う。

 政権交代した当時の理念は、党の政策だけではなく、党運営についても書かれていた。それは、誰かを悪者にして、支持を広げるようなことはやめようということである。今の党運営は、政権交代当時の理念とは全く違ったものになっている。

 今後、政権交代当時の理念に戻り、政策を考え、党運営を行っていくように、改革を求めて行きたいと考えている。そのためには、もう一度原点に返ることが重要であり、その役割を私たちが果たして行きたいと考えている。政権交代を望んだ国民の皆さんの期待に応えられるように頑張っていきたいと思っている。
                                    参議院議員・医師 桜井 充

 【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 桜井も書いておりますが、一昨日、「政策論議中心の民主党にするフォローアップ会議」が開催されました。国会議員本人が67名、代理の方が68名も出席し、たくさんのテレビカメラや報道関係者などで会場は一杯となりました。いろんなニュースで報道されるかなと思いきや、報道しなかったテレビ局が多数でした。やはり、地味な政策議論ではなく過激な政局ネタでないとダメなのでしょうか。準備に東奔西走したこともあり、ガッカリでした。
 もっとも、当日、リビア騒乱やニュージーランドでの大地震があったので、生命にかかわる報道に大きく時間を割かざるを得なかったのであれば当然のことだろうと思います。しかし、6時からのトップニュースがいろいろリモコンをいじってみてもパンダが日本にやってきたことについてばかりだったとは!!リビア騒乱やニュージーランドでの大地震のほうがはるかに報道すべきことではないかと思ったのは私だけではないと思います。日本で起きていなくても、特にリビア騒乱の影響により昨日のニューヨークの原油市場では1バレル100ドルを突破する事態となるなど、我々の暮らしに大きな影響を与えるものだからです。
 マスコミの方でも、論説員の方や記者さんで尊敬する方はたくさんいます。ですが、ふと、証券会社に勤めていたことの縁で参加した勉強会で、政治関係者がいないと思っていたから本音が出たのか、某大新聞社の役員が「政治を動かすのは政治家でなく、マスコミなのだ!」
と乾杯の挨拶でスピーチしていたことを思い出し、いろいろ考えさせられました。なんとかネバーギブアップで頑張ります!(小林太一)