事務局ブログ

桜井充メルマガ:「規制緩和」

2013年03月21日 (木) 16:51
 規制緩和の議論がなされている。これを否定するものではないが、社会全体を見たうえで判断してほしいものだと考えている。これまでも規制が緩和されてきた。その結果、タクシーの台数が大幅に増えて、タクシーの運転手さんたちの労働条件は悪化した。
 
 大店法から大店立地法に変わり、大型量販店が進出したが、地域の商店街は壊滅的打撃を受けた。労働者派遣法の改正により派遣労働者の範囲が広がり、格差が拡大しただけではなく、結婚できない人たちが増えて、少子化に拍車をかけている。
 
 現在、インターネットを使っての薬の販売が議論されている。この方向に異を唱えるわけではないが、社会全体を見て議論して欲しいと感じている。
 
 確かに、インターネットを使って薬の販売を行えば、一部の人たちは便利になる。このことは否定しないが、一部の人たちは不便になる可能性がある。大型量販店が進出して、地域の商店街が壊され、歩いて買い物が出来なくなったことと同様の事が起こるからである。
 
 インターネットを使って薬の販売を行えば、地域の薬屋さんの中には廃業を余儀なくされる人たちも出てくるだろう。そうなれば、急にお腹が痛くなったり、頭が痛くなったりした時には、近くに薬屋さんがなくなっているので、結局は救急外来を受診しなければならなくなるのである。
 
 このように、インターネットを使って薬の販売を行なっている人にとっては良い事かもしれない。しかし一方で、街の薬屋さんたちを利用していた人たちにとっては、不便になってしまうのである。
 
 単純に、規制緩和は「善」で、それを阻止しようとしている人たちを「悪」と捉える事はやめるべきである。規制緩和するべき点はたくさんある事は認めるけれど、社会全体を考えて、規制緩和を行わなければならない事は言うまでもない。
                  参議院議員・医師 桜井 充
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 昨日、韓国で大手企業のサーバーが一斉にダウンする事態が起きました。報道では、これはサイバー攻撃であり数年前からウイルスが仕込まれていた可能性もあるとの事です。我が国内でもそうした可能性はないのでしょうか。
 サイバー攻撃ではないのですが、実は気になっているものがあります。それは以前目にした某大手新聞の報道の中で、政府関係者からの情報として阪神大震災の時に被災地から工作員のものと見られる迫撃砲などの武器が発見された、というものです。有事の際に動き出す工作員による可能性がありますが、日本にはスパイ防止法がなく、取り締まるには至難の業です。(産業スパイへは外為法でいろいろと規制強化していますが…)
 我が国は情報戦に大変弱い歴史があります。これらの政策についても研究して参りたいと思います。(小林太一)