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桜井充メルマガ:「諸悪の根源」

2015年09月03日 (木) 17:31
 早いもので、もう9月。一年の3分の2が終わってしまった。年を取ると、月日の経つのが早いというが、本当にそう感じている。今年の夏は、前半は暑かったが、後半は涼しかった。その結果、東京の平均気温は平年並みなんだそうで、統計の難しさを感じる。
 
 さて、安保法案の採決の日が報じられるようになってきた。マスコミは審議日程よりも法案の問題点を指摘する方が重要と思われるが、政治部の記者は政局が大好きなので、このような記事が増えてしまうのだろう。
 
 ところで、この安保の法案だが、安倍総理が進めて行きたいという思いと、アメリカの利益に合致している点があり、日本国民の民意とは関係なく、成立のために強引に進められている。この法案に限らず、何故日本はアメリカの言いなりなのだろうか。
 
 良く出る話は、日本がアメリカに守られているからだと言うが、私はもっと違う原因があると感じている。それは、外務官僚の体質である。
 
 官僚組織のトップは事務次官である。外務省にも事務次官は存在するが、外務官僚のトップは、事務次官ではない。米国大使である。この米国大使になる為には、米国に気に入られた人でなければならないと外務省は考えている。だから、米国に追従するのである。
 
 今回の安保の法案に対して、心ある防衛省の官僚は、必ずしも賛成しているわけではない。今後の自衛隊員の確保等、様々な問題が生じるからである。ところが、外務官僚はアメリカの言う事を重要視している。結局、日本人の安全より、自分たちの保身に走るから、このような事になるのである。
 
 この外務官僚の体質を変えない限り、日本の真の独立はあり得ない。世界の外務官僚は自国の国益のために戦っている。日本の外務省も、世界で当たり前の組織にならなければ、日本の明日はないように感じている。
 
 
                                        参議院議員・医師 桜井充
 
 
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 最近、デモを行うことを「無駄」と切り捨てる著名人の発言をよく聞きます。
 確かに、デモをしたところで政府の意向が変わることは難しいことから、そう考えているのかもしれませんが、政治を動かすうえで国民が行うことのできる有効なツールの一つであることは間違いありません。
 小生もたくさんのデモを見てきましたが、特に今回の安保デモについては若い参加者が多く、これまで政治に関心がなかった層が多く参加していることは特筆すべき点だと思います。
 別にデモに参加しましょうと言っているのではありません。少なくとも、政治においては「数は力」です。民主主義である以上、国民一人一人が単なる評論家になるのではなく、自らが当事者意識をもって考えていかなければ世の中が変わるはずはないですし、より良い方向にいくとも思えません。
 政府が常に正しい選択をすると考えているのならいざしらず、そうでないのであれば、冷めた態度で外野から「無駄」と切り捨てることには違和感を覚えます。(小林太一)