桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「節目の年を迎えて」

2017年01月01日 (日) 18:27

2016年は夏の戦いも含めて色々お世話になり、ありがとうございました。昨年は還暦を迎え、そして、今年は議員生活20年目を迎えます。これまで多くの皆さんにお支え頂いてきたことに、改めて感謝申し上げます。節目の年を迎え、決意も新たに頑張っていきたいと思います。
 
さて、皆さんご承知の通り、アメリカ大統領選挙で共和党のトランプ氏が勝利を収めました。今後の世界がどのようになっていくか、極めて不透明な状況になっています。しかし、はっきりしていることは、アメリカでは新自由主義の終焉を迎えているということです。
 
何故ならば、トランプ氏が勝利を収めただけではなく、大統領の予備選挙でも民主党のサンダース上院議員が多くの支持を集めました。実は、トランプ氏を支持した層とサンダース上院議員を支持した層は基本的に同じで、新自由主義の中で、犠牲になっている労働階層だからです。
 
新自由主義は、富める人はさらに富み、それは低所得者層の犠牲の上に成り立っています。私は「合法的奴隷制度」と呼んでいますが、大株主という、ほんの一握りの人たちのために労働者が働き続けている、このことに対して労働階層が怒りの声を上げたから、トランプ氏が勝利を収めたのだと思います。
 
日本もアメリカと同じような状況になってきています。小泉-竹中改革の中で、アメリカ型新自由主義がもてはやされ、低所得者層、そして貧困層が増えてきています。日本社会が元気を取り戻すためには、この新自由主義と決別するべきです。
 
そして、アメリカのように株主を優遇する社会から、働く人たちへの富の配分を行うことで、所得を増やし、国民の皆さんが生活しやすい環境を作って行かなければならないと考えています。
 
今年は、私の考える社会像に賛同していただける仲間を増やし、今の誤った経済政策を転換し、国民の皆さんが夢を抱いて生活できる、そんな社会の実現のために頑張っていきたいと考えています。応援よろしくお願いします。
 
参議院議員・医師 桜井充