桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「本領発揮」

2019年12月06日 (金) 13:52
アフガニスタンで、長年にわたり現地の人道活動に尽力されていた中村哲先生が、銃撃によって亡くなられた。心よりご冥福をお祈り申し上げます。誰の犯行か分からないが、本当に怒りを覚える。彼のような人を射殺して何の意味があるのだろうか。今後このようなことが起こらないことを祈るばかりである。
 
さて、参議院では、定例の本会議は10時に開会される。しかし、先週金曜日の本会議は、4時間半遅の午後2時半から始まった。「桜を見る会」の資料提出を巡って与野党が対立し、立憲側から審議拒否の声が上がっていたためだ。これに国民民主党の執行部も同調していたようだが、先週のメールマガジンにも書いたとおり、私はこの審議拒否には意味がなく、審議拒否を行う場面ではなかったと考えている。
 
 結果的に本会議は開かれ、今週月曜日には総理出席での本会議も行われた。本会議での質問は、会派を代表して立憲の議員が行ったが、これで、今国会で設けられた4回の本会議質疑のうち、3回が立憲の議員によるものとなった。国民民主党の議員が本会議の質疑に立てたのは1回きりであり、その1回も、総理出席ではない本会議だった。
 
会派を同じくしていなければ、立憲、国民それぞれが4回ずつ質問に立てていた。総理に対しても、より多くの質問を行えただろう。質問の機会をみすみす手放しているようなものであり、現状を見る限り、会派を組むことにメリットがあったとは思えない。
 
このようなことが起こりうることは、会派を組む前から分かっていたことである。議運の場などで1人会派に反対してきたこともあり、今国会では私も同じ会派に身を置いていたが、国会閉会後、どう活動していくか、改めて考えていきたいと思う。
 
 
 
参議院議員・医師 桜井 充