桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「やっぱり接触感染」

2020年12月25日 (金) 16:11
 私が新型コロナに感染したと思われる割烹を共に利用し、感染した方に、久しぶりに会った。私と彼の共通項は、手でおつまみを食べたことである。どこで手にコロナウイルスが付着したのか明確な根拠はないが、私はトイレだと考えている。いずれにせよ、大切なことは、私たちの感染経路は飛沫感染ではなく、接触感染だということである。
 
感染予防の対策を取るためには、どうやって感染したのかを明確にしなければならないが、そうしたことは明確にされておらず、飲食店や介護施設、病院等でクラスターが発生したという事ばかりが報道されている。これでは、これからの感染予防において、どのような点に注意するべきなのか全く分からない。
 
 私は、クラスターが発生した飲食店で食事をしたことが感染の原因だと分かったが、感染経路が不明な方々もいらっしゃる。飛沫感染には十分に注意を払っているにも関わらず感染してしまった方も多く、コロナへの感染には接触感染もあるのだということをもっと伝えるべきである。
 
詳細な感染経路について調べるべきだと田村大臣に伝えたが、どの程度調べて頂いているのか分からない。政府ははっきりとした経路が分からないまま注意喚起をしているのだから、解決するはずがない。
 
仙台市内では、コロナに感染した疑いがあるという場合でも、直ぐに検査してもらえるわけではない。数日待たされている人もいる。厚労省に調べて欲しいとお願いしたが、保健所に確認し、そのような事実はないという報告があったそうだ。
 
仙台市内の保健所管轄で行われているPCR検査は、1日に100~150件程である。市内にある民間の検査機関では1日1200件の検査が可能であり、ここを使えばよさそうなものだが、仙台市では実行されていない。これでは、仙台市民の要望に応えられるはずはない。市議会議員と協力して改善していきたいと考えている。
 
 
参議院議員・医師 桜井 充