桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「コロナを乗り越える年に」

2021年01月01日 (金) 11:26

昨年はコロナに明け、コロナに終わった1年でした。不覚にも、私自身コロナに感染してしまいました。ご心配をおかけし、また多くの皆様にご迷惑をおかけし、本当に申し訳ございませんでした。お陰様で回復し、仕事に復帰しています。この経験を生かして、国の対策をより良い内容に変えていきたいと思います。

 

私が感染したのは、飛沫感染ではなく、トイレに行った時の接触感染です。トイレのドアノブを触った手でおつまみを食べたので感染したのだと思います。

 

トイレはコロナウィルスに汚染されている場所です。クルーズ船でも、最も多くのコロナウィルスが検出されたのはトイレの床でした。それは、ウィルスは便からも体外に出て、便座の蓋をしないで、水を流すと部屋中にウィルスが拡散するからです。ですから、トイレ内に入った時、そして、出てきた後にもアルコール消毒が必要です。

 

私がコロナに感染した時、仙台では医療崩壊が起きていたと思います。高熱が出て、肺炎を併発していたにも関わらず、入院できませんでした。私は医師なので、自分の症状を考えながら、自分で薬を服用することができますが、医療の知識のない人たちだと本当に大変だと思います。さらに、自宅に同居者がいれば、二次感染する可能性は高いので、症状のある人たちは直ぐに入院できる体制を作る必要があります。

 

コロナの問題は医療だけではなく、経済にも大きな影響を及ぼしています。一方、正しい知識を国民の皆さんにお伝えすれば、きちんと対応するのが日本人です。国の政策を見直して、コロナから解放され、明るい社会を作って行くために努力して行きたいと思います。

今年もよろしくお願いいたします。

 

 参議院議員・医師 桜井 充