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桜井充メルマガ「オシム語録」

2022年05月05日 (木) 20:00
元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシム氏が亡くなった。彼は様々な名言を残していて、オシム語録と呼ばれている。この言葉の中には、サッカーの戦術について語られているものもあるが、私が最も印象的な言葉は、ある種日本人の本質をついているものであった。

それは、「日本人は他人の事は評価するが、自分の事はあまり評価しない。日本人はもっと自分自身を認めるべきである」という趣旨の言葉である。私が心療内科医として診療している患者さん達には、自分に自信がないという共通点がある。それは、自分を認めないからである。

さらに、必ず他人を引き合いに出して、誰々さんはここが凄いと褒めるのだが、自分が行ってきた素晴らしい事に関しては、足りない部分を見つけて、ここがダメだと言うのである。オシム氏は外国人だから、余計に日本人を客観視することができたのだと思う。

オシム氏は、日本代表監督の時に脳梗塞を患い、残念ながら母国に帰ることになった。彼のような指導者が、もっと日本チーム率いていたならば、彼の言う「日本チームの日本化」が実現され、今とは違うサッカー界になっていたかもしれない。合掌。