桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「予想以上でした」

2011年04月14日 (木) 17:18
 先週の木曜日、ようやく地元に戻りました。帰った日は、我が家はまだガスも復旧しておらず、お風呂に入れないため、近くの天然温泉に行ったのですが、シャワーを浴びている最中に地震にあいました。一瞬のうちに停電となり、皆さん慌てて着替えを済ませて帰宅しました。
 翌日から現地に入ったのですが、被害は私の予想をはるかに超えるものでした。沿岸部の大半が破壊され、川を逆流して津波が押し寄せてきたため、内陸部の方でも壊滅的打撃を受けた地域もありました。
 首長さんや各種団体の方たちと意見交換しましたが、皆さん復旧、復興に向けてとても意欲的でした。しかし、自分たちの力では回復することはとても困難であり、最大限国で援助してほしいと言われました。このような被災地の皆さんの声に応えていけるように努力したいと思っています。
 帰りは仙台空港から飛行機で帰ってきました。ターミナルの一部しか使えませんでしたが、壊滅的打撃を受けた空港を、これだけ早く使用可能にしてくださった皆さんに、とても感謝しています。
 私は民主党の方向性とは違って、国の出先機関は必要だと思っていました。今回の災害において、出先機関の皆さんは本当に頑張ってくださっていました。私は、民主党の政策を見直す必要があると思っています。
 また、国の出先機関ではありませんが、自衛隊の皆さんの頑張りには本当に頭の下がる思いです。昨日、自衛隊の災害対策本部に激励に行ってきましたが、過酷な任務に耐え、復旧活動に取り組んで頂いています。
 多くの首長さんからも、自衛隊の駐留の延長をお願いされました。この点に関しては防衛省にお願いしますが、財政当局としても、自衛隊の皆さんの頑張りにはきちんと応えなければならないと再認識させられました。
 地震と津波の被害はまったく違っています。津波の被害の無かった仙台市内は、ライフラインの整備もだいぶ進み、少しずつ活気を取り戻してきました。しかし、自粛ムードは続いており、このことが復興の足かせになっているようにも感じます。
 火曜日からプロ野球も始まりました。楽天も2連勝し、私たちに勇気を与えてくれています。29日には地元での開幕戦を迎え、J1も再開されます。村井知事も自粛ムードを払いのけるために、この日をキックオフデーと定めました。完全な復興まではまだまだ遠い道のりですが、気持ちだけは早くに復興できるように努めていきたいと思っています。
                 参議院議員・医師 桜井 充
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 先週末、夜行バスを使ったボランティア企画した団体があったため、学生時代の友人や中学・高校の同期に声をかけ、小生のグル─プは合計8名で石巻へボランティアに行って参りました。
 既に滞在しているボランティアの方達と共に、石巻商店街近辺でヘドロの除去を行ったのですが、コールタールのような真っ黒な油分が混ざった土やガレキは大変重く、作業の翌日から全身が筋肉痛になりましたが、予想以上にハードな作業でした。ヘドロの中からたまに見つかる飲食店のメニューやマネキン、写真(持ち主が見つかりますように…)等を目にする度、胸がつかえる思いがいたしました。これらの作業は、特にお年寄りの方の割合が多い地元の人達だけで行うとなると相当困難な力作業です。しかし、多くのボランティアによる人海戦術の前に、ヘドロはどんどん除去されていき、作業した皆が充実感を感じ、皆が力を合わせる事で必ず復興できる!と、強く思いました。
 ところで、小生の元に、これまでボランティアに全く関心を持たなかった多くの友人達から「今自分ができることは何か」という質問が寄せられています。未だ厳しい状況でありますが、これからも次々と全国から援軍が被災地へ向かっていくことと存じます。少しずつかもしれませんが、復興へ明るい兆しが見えつつあることは間違いありません!小生も引き続き全力で援護射撃して参ります!(小林太一)