桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「なでしこジャパンすごいですね」

2011年07月14日 (木) 17:28

 暗い話題が多かったが、久しぶりに明るいニュースが飛び込んできた。なでしこジャパンが決勝進出を決めた。過去の大会では、ほとんど予選リーグ敗退だったので、本当に素晴らしい勝利である。決勝は、これまで一度も勝ったことのないアメリカだが、準々決勝で対戦したドイツにも一度も勝ったことが無かった。勢いのある今なら、初めての勝利も可能かもしれない。是非頑張ってほしいと思う。
 サッカーだけではなく、ゴルフでも女性アスリートが頑張っている。全米女子オープンゴルフでは、宮里藍選手と宮里美香選手が最終組で回っていた。残念ながら優勝はできなかったが、二人ともベストテン入りを果たしている。本当に凄い!
それに引き替え、政治の世界は何とも言えないドヨーンとした雰囲気に包まれている。辞表をたたきつけて倒閣運動に走るべきではないかと言った過激な意見も寄せられるが、被災地を背負っている私に、そのような事を行っている時間はない。
 総理が辞職するとか、しないということに関係なく、被災地の復旧・復興のために私が出来る事を淡々と行っていくだけである。先週も商工業者の皆さんと意見交換を行ったが、その中で言われた事は、おおざっぱで良いので、見通しを示してほしいという事であった。
 確かに各省庁は、確実に決まったことだけを伝えようとしている。それは、中途半端な段階で発表すると、役所に問い合わせがあり、細部を詰めていないと答えられないからである。しかし、分からないまま待たされるというのはとても辛いことである。
 病院でもそうだが、患者さんが予想される待ち時間を告げられて2時間待たされる場合と、時間を告げずに30分待たされる場合では、30分の方がイライラすると言われた。細部が詰まっていなくても、方向性が決まっているのであれば、情報を提供していく必要があるのではないかと考えている。被災地の立場に立って、政治活動を行っていきたいと思っている。

                                                               参議院議員・医師 桜井 充

【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 世界の金融市場が大きく揺れています。
EUでは、いわゆる「PIIGS」と呼ばれるギリシャ、ポルトガルその他の国々の信用リスクが高まったことでユーロが大きく売られた一方、アメリカも債務上限問題を背景に格下げが示唆されたことやFRB議長のコメントを材料に本日の東京外国為替市場では米ドル/円レートが78円半ばまで円が上昇する事態となっています。「円高」というより、「ドル安」が正しい表現でしょうか。
ところで、昨日は中国のGDP統計の発表がありましたが、中国の地方債務について個人的に関心があります。中国の高騰している不動産価格はいずれ落ち着いてくるだろうと思うのですが、仮にそれが大きく下落した場合、不動産開発に多額の投資をしていた中国の地方政府系投資会社が損失を出すことで多くの銀行融資が不良債権となり、最終的に我が国が多くのダメージを受けないかと危惧しています。小生の単なる杞憂で終わればよいのですが・・(小林太一)