桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「新たなる一歩」

2011年10月13日 (木) 18:54

 楽天の山崎武選手が退団することになった。彼は球団創設からの主軸で、球団にとって最大の功労者の一人である。私は山崎武後援会に入会しており、楽天ファンの一人として、寂しい気持ちでいっぱいである。将来は、指導者として楽天に戻ってきて欲しいと願っている。
 国会が閉会となり被災地を回ってきたが、問題は山積している。気仙沼のホテルの部屋から街を眺めてみると、瓦礫が片付いているだけではなく、建物も残っているので、大震災以前に戻っているようにも見える。
 しかし、街中を歩いてみると、建物は津波によって破壊されており、とても使える代物ではない。この後、これら瓦礫と化したビルの解体を行わなければならず、瓦礫の一次処理は終わっているように見えるが、実際はこれからの部分もかなり多い。
 被災地を訪れて言われたことの中で、とても驚いたことがあった。それは、失業給付の延長を止めて欲しいということである。それは、このまま働かずにお金を得るようになれば、堕落して働かなくなるのではないかという心配をしているからである。
 私たちは、職を失った人たちの生活費確保のために給付の延長を行った。震災当時は良かったのだが、今後は働いた対価として、賃金を得るようにしていかなければならない。今も民間雇用は十分ではなく、この点から考えても民間企業の復旧を早く行うことが、きわめて重要であると感じた。
 大震災の復旧・復興は、これまでの震災とはまったく違った対応をしなければならないということを、政府は十分理解し対応してきている。一方、地方自治体や民間企業に対しては、そのことが十分に伝わっていない。そのために、地方自治体や民間企業でも思い切ってことを行いたいとは思っているのだが、なかなか実行に移すことができない。
 実はこのことが、復旧・復興を遅らせている最大の原因であるようにも感じられた。政府と現場の意思の疎通を行っていくシステムを早急に作っていきたいと考えている。
                  参議院議員・医師 桜井 充

【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 暴力団に対する条例や法律改正が大きな話題となっています。大阪で生まれ育った小生は実家の近所の邸宅へ銃弾が撃ち込まれたり、組事務所で抗争が起きたために集団下校することになる等の経験があったこともあるからか、大変気になる話題です。
 ところで、東日本大震災の際もそれに類するような企業から支援と称した営業活動を伴ったアプローチがありました。最初は猫なで声なのですが、断ろうとすると急に声を荒げる等の威嚇行為を行ってきました。震災に乗じて様々な方法で進出してきていることが想定されますが、危険な会社の見極めが大変重要です。
 以前にも書かせて頂いたかもしれませんが、今ではIT企業や携帯コンテンツ産業など、その他これまででは考えられなかったような企業に進出しています。今後は法改正等により構成員数は減るだろうとは思いますが、これまで以上に地下に潜る可能性も考えられます。地下に潜ったものをどう把握するのか、また、仮に彼ら彼女らが暴力団から足を洗うとなった時どういう受け皿があるのか、考えて参ろうと思います。(小林太一)