桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「久しぶりの海外です」

2012年03月22日 (木) 18:57

 先週の土曜日は札幌を訪れ、山崎摩耶議員の後援会で講演を行ってきた。2度講師の依頼があったのだが日程が合わず、3度目でやっと実現することができた。札幌の講演は2階建てで、それが終わってから北海道医師会でも講演を行った。
 講演の後、最後は高校の同級生を含めての飲み会となり、北海道ならではの医療の実態が少しわかったような気がした。とにかく広い上に、医師の数が少ない。地域で連携すると言っても、北海道の田舎では、なかなか難しいのである。 
 翌日仙台に戻り、月曜日は鹿児島に行ってきた。川内博史議員の医療関係の支援者に、私たちの政策を知ってもらうためである。最後は大学の先輩にお寿司をごちそうになった。ありがとうございました。
 札幌と鹿児島では気温も違っていて、鹿児島は春の訪れを感じさせてくれた。朝、桜島を眺めながら、ホテルの露天風呂に入ったのだが、素晴らしい眺めで、時間は短かったが、ゆったりとした気分になれた。
 経済連携プロジェクトチームで、TPPの調査のため、議員派遣を行う事に決めた。私が団長を務めることになり、3名の議員団で訪米することになった。アメリカは2回目で、御飯がないと生きていけない私にとって、結構大変である。
 情報社会で多くの情報を得ることができるのだが、必ずしも全て正しいデータとは限らない。正しくないデータを基に、TPPに参加するか否かを判断するのでは国益を損ねることになる。そのために、現地に直接行く事になったのである。
 プロジェクトチームの代表として訪米するのだから、他の議員の知りたい事を聞いてくることは当然のことで、プロジェクトチームのメンバーとの事前の打ち合わせが大切になってくる。
 丁寧な手続きを取れば、結果的に全ての議員が満足できない結果になったとしても、党に亀裂が入るようなことにはならない。大切な事は、議論の段取りであり、どのように進めていくのか、その戦略なのである。
 これは党内の会議に限ったことではなく、あらゆる交渉事においても同様である。我が国も本当に戦略を持って外交交渉を行ってきたのだろうか。戦略はあったのかもしれないが、アメリカの方が一枚も二枚も上手だったのだろうか。
 今の厳しい時代、日本の外交交渉能力が求められている。その一翼を担えるかどうかわからないが、TPPに参加することが日本の国益にかなう事なのか、現地できちんと確認してきたいと思う。 

                  参議院議員・医師 桜井 充

【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 日経平均が1万円を回復し、為替も昨年末よりは円安に移行しています。これはアメリカ経済の持ち直しとギリシャ情勢が一服したこと、貯まりに貯まったユーロのショートポジション(売り方)の巻き戻し等が原因ではないかと見ています。そうしたことからも市場関係者の間でも強気の意見が増えてきており、様々なテクニカル分析をしてみても円安に移行しやすい環境であるように思えます。
 しかし、本日、金融機関のHSBCが2012年3月の中国製造業購買担当者景気指数速報値を発表したのですが、5ヶ月連続で景気判断の分かれ目となる50を下回る48.1でした。つい先日も中国人民銀行が全国50余りの都市の2万世帯を対象にした今後3ヶ月以内に不動産を購入したいという市民の割合が14.1%と、1999年以来最低の数値を記録したとの報道があったこともあり、中国経済が日本のバブル経済のようにはじけないか大変不安なところです。
 多くの新聞社が株高について書き連ねるとマーケットは調整に入ると前職でよく言っていたものですが、今回はどうなるのか・・(小林太一)