桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「正念場」

2013年04月11日 (木) 18:29
 予算の組み替え動議を提出するために、民主党、維新の会、みんな
の党、生活の党、社民党、そしてみどりの風の野党6党で協議を重ね
てきた。残念ながら、維新の会との政策的隔たりが大きく、6党での
提出を断念せざるを得なかった。
 
 巨大与党と立ち向かっていくためには、野党が一致団結しなければ
ならない。しかしそれぞれの党の思惑もあり、なかなかうまくいかな
いのが現実である。
 
 維新の会との折衝は、政策的議論もそうだったが、政局的な面もか
らみ、今後も難しい感じがしている。一昨日、安倍総理と維新の会の
橋本代表と松井幹事長が会談しており、マスコミ報道を読む限り、維
新の会は野党と言うよりも、自民党の別動隊という側面が見え隠れし
ている。
 
 今度の参議院選挙では、自公過半数割れを実現するのが、野党の共
通の目標だと思っていた。しかし維新の会の考えは、野党の主導権争
いの方が主で、衆議院選挙同様、野党同士の票の奪い合いになりそう
である。これでは与党を利するだけである。
 
 私たちも自分たちの主張を明確にし、独自路線で戦っていかなけれ
ばならない。勿論、政策的な協力や選挙協力を否定するわけではない
が、健全野党としての立ち位置をはっきりさせる時期に来ているよう
に思われる。
 
 そのためには、これまで積み重ねてきた政策を一度ゼロベースから
見直さなければならないかもしれない。選挙で負けたという事は、民
主党の政策も含めて否定されたのだから、同じ事を繰り返していても、
支持率を上げることは難しいと思う。これから、正念場を迎える。民
主党が必要だと思っていただけるようになるために、頑張っていきた
いと思っている。
                   参議院議員・医師 桜井 充
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 クールジャパン推進会議において某有名プロデューサーがクリエイターに無報酬で協力を求めた発言が話題となりました。ただでさえ、クリエイター系の平均年収は大変低いのが現状です。クールジャパンを推進するには、クリエイターのみならずアニメ、伝統工芸もしかり、後継者が安心して生活できるような施策は欠かせないのでは無いでしょうか。
 ところで、2011年の9月に取り上げました「きゃりーぱみゅぱみゅ」さんが紅白歌合戦に出場のみならず、海外での評判が大変高くなってきました。その宣伝に大きな役割を果たしたYOUTUBE(「PONPONPON」は4千万回以上再生された)の検索ワードは「KAWAII」「HARAJUKU」。渋谷109では外国人観光客数が全体の1~2割(記憶が確かならば・・)を占めていること等も考えると、「KAWAII」というキーワードは大変重要なポイントであると考えています。(小林太一)