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桜井充メルマガ:「不誠実な答弁」

2013年05月09日 (木) 16:47
 火曜日に予算委員会で質問したが、安倍総理の答弁はひどかった。自分の政策で良い結果が出ている点に関しては、自分の手柄だと自慢げに答弁しているが、問題点となると、その点にはまったく触れようとしないのである。
 アベノミクスは、安倍総理の指南役である浜田総理補佐官も認めているように、これまでに見られなかったような、大規模な社会実験である。このような劇薬には副作用が必ず起こるものであり、その点に注意して治療を行う事が大切である。
 ましてや円安による物価の上昇を考えているのであれば、賃金が上がらない場合、国民皆さんの生活が大変になる事は分かっているのだから、最新の注意を払わなければならない。しかし、うまくいかない点に関しては、 安倍総理は見て見ぬふりをしているのである。
 安倍総理の答弁は、都合の悪い点に触れないだけではない。都合の良いデータだけを持ってきて、かなりいい加減な答弁になっているのである。
 例えば、海江田代表との党首討論でも、雇用者数が増えているわけでもないのに、4万人も雇用者が増えたと答弁していた。しかし実際に増えていたのは求人数だったのである。この点に関して質問したところ、雇用も求人数も同じようなものであるという趣旨の答弁をなさった。
 それだけではない。安倍総理はパート労働者の賃金は下がり続けていたが、安倍政権になって、わずかではあるが上昇したと述べていた。しかし、実際はパート労働者の賃金は昨年も上がっていたのである。
 出だしは慎重にかつ丁寧に安倍総理は答弁されていたが、最近は地が出てきたのか、不誠実で適当な答弁が目立ってきた。このような点に関して、今後も厳しく追及していきたいと思う。
                                               
                                                                         参議院議員・医師 桜井 充
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 党首討論の際、総理の答弁の中で気になる点がありました。例えば、円安の経常収支への影響について「間違いなく2013年度は4.6兆円、2014年度は8兆円増える」という点です。小生が調べた限り民間でそこまで過大な統計を挙げているものはなく。省庁曰く、民間の計量経済マクロモデルを用いて1米ドル100円で機械的に試算した結果とのことでした。政府試算でもなく、閣議決定された統計をも大幅に超えた統計を用いるとはあまりに恣意的です。また、政府の年間想定為替レートは1ドル100円なのでしょうか。もっと報道されるべき点だと思うのですが。
 ところで、海外メディアの報道では、米国の景気回復の恩恵を受けたのは純資産50万ドル以上の世帯でのみ、それ以外は不景気のままであるとのこと。批判ばかり、というお声もありますが、事実を積み上げた政策評価は大変重要です。(小林太一)