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桜井充メルマガ:「努力しても報われない」

2014年07月31日 (木) 16:47
  介護保険制度に様々な問題点があるが、その中で、努力するほど報酬が減ってしまうという事がある。それは、介護利用者に対してリハビリを行うが、その結果、要介護5だった人が要介護4に改善すると、その施設の収入が減るのである。施設の職員が一生懸命リハビリを行って、利用者の人は元気になるかもしれないが、施設の経営は苦しくなってしまう。本当におかしな話である。
 
 介護を受ける利用者は、要介護認定を受けることになっている。一番の重症者が要介護5で、要介護の場合、一番軽い人が要介護1となる。介護報酬は、重い人の方が高くなるので、当然のことではあるが、要介護5の人が一番高く、要介護1の人が一番軽くなる。
 
 さて、前述したように、リハビリを行って、利用者の状態が良くなった結果、施設の収入が減るのでは、自分の首を絞めることになるので、努力したくなくなるのは当然のことである。このように、現在の介護保険制度は、努力しても報われない制度なのである。
 
 さて、この問題はどうすれば解決できるのだろうか。利用者は、半年ごとに要介護認定を受けなければならない。私は、施設の入所者が介護認定を受けて要介護度が下がったとしても(要するに状態は改善するということ)、入所時と同じ介護度にすれば良いのだと思う。そうすれば、状態が良くなっても収入は減らないからである。
 
 このような制度になれば、努力すると報われることになる。利用者の状態は良くなるし、そのことは利用者だけではなく、介護労働者の喜びでもある。さらに、例えば、食事ができなかった人が自分で食事ができるようになれば、介護職員の負担も軽減される。
 
 このような制度を介護関係者に説明した所、皆さんから賛同を得られた。制度改正のために、努力していきたいと考えている。
                 参議院議員・医師 桜井 充
 
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 パレスチナ問題がなかなか治まりません。最初に手を出したパレスチナ側に問題の発端はあったと思いますし、パレスチナ側も人間の盾作戦を用いていることは承知のうえですが、それでもパレスチナ側の死者の2割が子どもであることは本当に許し難い事実です。それぞれに「正義」があると思いますが、人道的な側面での「大義」をふりかざして停戦させられないものでしょうか。今月28日で第一次世界大戦開戦から100年が経ちました。この反省のために国際連盟が発足したものですが、今の国際連合を含め、改めて国際社会の無力さには辟易します。人間は永遠に喉元過ぎるとすぐ忘れてしまうのかもしれません。
 ところで、グリーンスパン元FRB議長が株式市場にいずれ大きな調整があるだろうと警告しているようです。アメリカでは自動車に関するサブプライムローンがまたもや増えています。金融危機もまた繰り返すのかもしれません。(小林太一)