桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「本当に残念だ」

2014年12月18日 (木) 18:19
 総選挙が終わった。与野党の議席数はほとんど変わらず、野党の再編が少し進んだだけだった。野党の数が伸びなかったのは、与党を強く支持したわけではなく、他に受け皿が無かったためである。野党の議員として、大いに反省しなければならない。
 さて、結果としては、安倍政権が信任されたことになる。アベノミクスという誤った経済政策は継続され、安倍総理の悲願である憲法改正を進めることになるのだと思う。右傾化が進むことは、わが国だけではなく、アジアのバランス上も決して良いことではない。
 ただし、安倍総理の思い通りに事が進むのかというと、それほど簡単なことではないと思う。それは、経済の先行きが極めて不透明だからである。国内でいえば、円安不況がやってくる可能性が高いし、世界全体でみると、ロシアの通貨ルーブルが下落しており、世界経済の先行きも不透明だからである。
さて、わが党も大変なことになった。議席数はわずかに増やしたものの、党首が落選するという事態に陥った。野党第一党の党首が落選するのは65年ぶりだそうで、来年1月18日に党員、サポーターを含めた選挙が行われることになった。
 党首選に名前が挙がっている人たちに対して、変わり映えしないとマスコミにたたかれているが、推薦人20人の壁は厚く、私も出馬を検討しているが容易なことではない。ただし、政治に対する信頼回復のために、「日本型国家を創る会(仮称)」を立ち上げようと考えている。
 一度失った信頼を取り戻すことは簡単なことではない。あるマスコミの調査によれば、民主党に再度政権をと考えている人は、わずか3%でしかない。このことも踏まえて、信頼回復に努めていきたいと考えている。
 
                                          参議院議員・医師 桜井充

【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 衆議院選挙が終わりました。大変多くの人にお世話になりました。厳しい結果でしたが、なんとか前を向いて頑張ろうと思います
さて、原油価格の暴落やロシアのルーブル等をはじめとした新興国の通貨が大きく売られたりすることなどによって金融市場が不安定になっています。現状は少し落ち着きを見せ始めていますが、不思議なことに前回の消費増税時の1998年は今年同様、ムーディーズが日本国債の格付けを引き下げたり、アジア通貨危機を発端としてロシアも金融危機に陥り、日本も経済的打撃を受けました。ただ、前回と違って現在は外貨準備高が先月末時点で3700億ドルほどあるようなのでまだ余力がありますが、油断ならない状況です。
2015年は波乱含みとなりそうな気がしています。もしものときに備え、しっかり勉強して参ろうと思います!(小林太一)