桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「最低、最悪」

2015年07月16日 (木) 17:48
 安保法案が強行採決された。これ以上審議しても、国民の皆さんに理解が得られない、というより、さらなる不信感が広がるだけと判断したのだと思う。民主主義を冒とくする、最低の手段を選択した。
 
 安倍総理は独裁者である。言論を封じ込め、自分のお気に入りのイエスマンだけを配置する。官僚の人事、そして内閣法制局長官の人事がその典型である。人事を掌握し、マスコミに言論統制をかける、そして平気で憲法違反を行う。こんな危険な人物をいつまで総理にしておくのだろうか。
 
 さすがに国民の皆さんも気がつき始めてきたのだと思う。不支持が支持を上回った。支持率が下がれば、安倍政権を崩壊させることができる。何となくとか、他に誰もいないという理由で、安倍総理を支持することはやめて頂きたい。
 
 これから舞台は参議院に移る。参議院でどのような戦いを行うのか、参議院執行部の手腕が問われている。次なるチャンスがあるかどうかわからない。ここで、安倍政権をつぶさなければならないという、強い使命感で臨んでほしいと思う。
 
 安倍政権の唯一の実績である株価の上昇も、皆さんの大事な年金や日銀のマネーで築き上げてきた、いわば砂上の楼閣である。経済が良くなっていないにも関わらず、株価だけが上がっていく、おかしな構図になっている。とにかく、安倍政権を倒すために戦っていきたいと思う。
 
                                          参議院議員・医師 桜井充
 
 
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 違憲濃厚の安保法案が衆議院で可決されました。
 永田町の記者さん達の間では、昨日7月15日は岸信介首相が総辞職した日ということもあり委員会採決を急いでいたという話が囁かれていました。ここまで急ぐのは、総理が訪米した際に米国議会で国際公約として一方的に宣言してしまったことが背景にあるように思います。戦後レジュームの脱却といいながら、未だアメリカの属国のようです。小生個人は親米派ではありますが、いいなりであることが真の親米であるとは思いません。
 ところで、これまた総理が「確かな財政措置」という言葉もつけて世界に約束した新国立競技場ですが、オリンピックスタジアムの建設費を調べてみると、バルセロナは既存のものを改修し約70億円、アトランタで約220億円、シドニーで約500億円、アテネで約360億円、北京で約500億円、ロンドンで900億円程度、リオデジャネイロは既存のものを改修し、600億円程度と言われています。約3000億円という我が国は・・・。
 アテネのオリンピックスタジアムは今や荒れ放題です。我が国も負の遺産とならないか心配です。それにしても、自衛権という大変重大な政策は簡単に政策転換できるのに、国立競技場建設の政策転換ごときでここまでもめるとは何か利権があるのでしょうか。(小林太一)