桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「地方は悲鳴をあげている」

2016年04月21日 (木) 17:32
 被災地では余震が続いており、早く収束して欲しいと願っている。被災地の皆様は、精神的も肉体的にも疲労がピークを迎えている。エコノミー症候群のような震災関連死でお亡くなりになっている方もいらっしゃる。与野党を超えて、早期の対策を打てるように努めていきたいと思う。
 
 
 この地震の関係で、TPPの関連法案は、今国会での成立を見送ることになった。総理は、TPPが日本経済の回復の切り札と考え、早期の成立を目指していたようだが、本気でそう考えているのだろうか。そうだとしたら、現実をあまりに知らなすぎると思う。
 
 アメリカで大統領選挙が行われているが、民主党のクリントン候補、共和党のトランプ候補ともに、TPPには反対している。アメリカが参加しなければTPPそのものが成立しなくなる。私たちはどちらにしても反対だが、政府はアメリカの対応を見てから判断しても良いのではないだろうか。
 
 地域の農協を回っているのだが、農家の皆さんは、TPPの行方を不安を持って見守っている。TPPだけではない。政権が代わって、農業政策が大きく変えられた。民主党政権の時に行った戸別補償政策は来年度には廃止になる。この政策によって、農家の手取りは増え、何とか一息ついていただけに、農家の皆さんは良い政策は継続して欲しいと願っている。
 
 安倍政権は、農業をどうするつもりなのだろうか。地方を支えるのはやはり、農林水産業である。地方創生をうたうのであれば、もっと一次産業に力を入れるべきである。
 
参議院議員・医師 桜井充
 
 
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 熊本や大分で大地震が発生しました。個人的にもとても縁のある地域だけに大変心配しております。
 さて、読者の皆様の中にも支援物資を送りたいという方も多くおられるのではないでしょうか。しかし、あえて申し上げなければならないのですが、熊本県のホームページには「当面の間は個人によります熊本市への支援物資の配送を見合わせて」と掲載されていることは是非知って頂きたいと思います。
 実は、東日本大震災の際、小生がボランティア活動をした中で、衣服や布団など大量の支援物資を捨てる活動を行ったことがありました。古着や布団などが多かったのですが、衛生面を考えても使用は難しいなと思いました。と同時に、ご厚意の品を捨てることに心が痛んだものです。また、仕分けや、ゴミを処分することは現場にとっては負担にしかなりません。実際に自治体が物資の管理や焼却にかけた人員や費用も、膨大なものとなりました。(もちろん、被災地が落ち着いてくれば状況は変わりますが)
 それでは、今現在で最も効果があり、喜んでいただける支援は何でしょうか。熊本県は義援金の募集を始めましたが、小生が思うに、個人レベルではこれが今できる最大の支援だと思います。
 なお、受付先は
 銀行名 肥後銀行 支店名 熊本市役所支店
 科 目 普通 口座番号 1471670 口座名義 熊本市災害義援金
 とのことです。ご参考になれば幸いです。(小林太一)