桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「​​あれから1週間」

2019年05月31日 (金) 17:18
 28日、本当に許しがたい事件が川崎で起こりました。お亡くなりなった皆様に衷心より哀悼の誠を捧げます。また、犠牲になった皆様の一日も早い回復をお祈り申し上げます。
 
先週は、喉と耳の痛みと熱発で具合が悪くなってしまい、メルマガをお休みさせていただきました。読者の皆様にご心配をおかけしました。お陰様で元気になりました。病気にならないように、自己管理していきたいと思います。
 
 
さて、昨日も法務委員会で質問だった。法曹養成に関することで、久しぶりに対日要望書を取り上げた。法曹養成は、もちろん国内でも議論されていたのだろうが、アメリカからの要望もあり、それを多く取り入れた形となっている。
 
特に、年間輩出される弁護士の数については、アメリカ政府から具体的に数字を示され、それに沿った形で改革が行われている。これを改革と呼ぶべきか難しいところだが、アメリカの都合の良いように日本の制度を変えていくために、日本政府にプレッシャーをかけてくる。
 
自国の利益を求めるアメリカ政府としては当然のことだが、それを断り切れずに、アメリカの言いなりに制度を変えていく、日本政府の姿勢こそが大きな問題なのである。
 
 先週末から3泊4日の日程でトランプ大統領が来日された。青木選手とのゴルフ、大相撲観戦、そして炉端焼き屋での食事等、至れり尽くせりの接待だった。大統領は満足して帰国されたようだが、それはこの接待に満足したというよりも、発表は8月に延期されたが、外交交渉で十分な利益を得ることができたからである。
 
 戦後しばらくは、日本の最大の貿易相手国はアメリカで、その利益によって日本経済が成長したことは否定しない。しかし、今や世界で一番の貿易国は中国である。いつまでアメリカ頼みの政治を行っていくのだろうか。戦後70年以上が経過した今も続いているこの体制を変えない限り、我が国の発展はありえない。日本の独自色を出していけるように努めていきたいと思う。
 
 
参議院議員・医師 桜井 充