桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「変わればいいのですが」

2020年12月11日 (金) 10:36
8日(火)に、世耕参議院幹事長の仲介で、田村厚労大臣にお会いして来ました。コロナに感染した私の経験をもとに、国の政策を変えて欲しかったからです。
 
特に強く要望したことが二つあります。一つ目は感染経路に関して。私の感染は、飛沫感染では説明できないものでした。私が利用したお店のスタッフの方はフェイスシールドをされていましたし、私はそのスタッフの方ともかなり離れて座っていたからです。
 
一緒にお店を利用した方は5人でしたが、その中で感染したのは私を含めて2人でした。この2人には共通点があり、だからこそ私は、人から人に感染したのではなく、「ある場所」を触ったから感染したのだと考えています。その場所とは、トイレのドアノブです。
 
トイレは危険な場所です。コロナウイルスは、咳やくしゃみだけではなく、便からも体外に排出されます。そのため、蓋をせずにトイレを流してしまうと、ウイルスがまき散らされてしまうのです。思い出していただきたいのですが、クルーズ船でも、トイレの床から最も多くのコロナウィルスが検出されていました。大臣には、このような感染経路を考えて対策を作っていただきたいとお願いしました。
 
もう一点は自宅療養に関してです。私は医師ですので、自分の体の様子が分かり、自己判断で薬を飲むこともできましたが、医療の知識のない方はそのようなことはできません。自宅療養をしろと言われても、本当に大変だと思います。また、どんなに気をつけても、家庭内感染を防ぐことは難しいとも感じました。
 
田村大臣は真摯に聞いて下さいました。コロナを抑えるため、もう少し違う視点で対策を作っていただきたいと思います。