桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「復帰しました」

2020年12月11日 (金) 10:35
 ご心配をおかけしましたが、今週の月曜日から仕事に復帰しました。闘病中に励ましのメールなどを沢山の方からいただき、本当にありがとうございました。また、ご迷惑をおかけした皆さまに心からお詫び申し上げます。この経験を国政に反映させていただきたいと考えています。

 さて、各地で医療崩壊が叫ばれていますが、仙台市もその例外ではありませんでした。私も、コロナに感染して発熱し、入院を希望しましたが入院できず、入院できなければ薬も処方してもらえないので、最後には自分の免疫力との戦いになりました。

 自宅療養と言えば聞こえは良いですが、本当に大変なことばかりでした。私は医師としての経験があるので、自分の症状や体温からある程度の判断ができますが、そのような経験のない方にとっては、とても大変だと思います。

 私にも不安な事がありました。それは、もしもコロナ肺炎になったらどうしようかということでした。コロナ肺炎は普通の肺炎と違って、間質性肺炎の症状を引き起こします。間質性肺炎とは、酸素や二酸化炭素をやりとりしている肺胞と血管の間にある「間質」が炎症を起こすもので、急激に悪くことがあるのです。

 私の場合、当初は咳が続いていましたが、オルベスコという薬の吸入を始めてから症状は軽減していったので、大丈夫かなとは思っていました。しかし、新型コロナへの感染は初めての経験でしたし、悪くなった症例がメディアでも紹介されているので、ある程度症状が軽くなるまでは不安が続いていました。

 患者になって初めて、今のコロナ対策の問題点が見えてきたことがたくさんありました。この経験を生かして、国の対策を作って行きたいと考えています。改めて、皆様に感謝申し上げます。