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桜井充メルマガ「少しは効果が出てきたか」

2021年01月29日 (金) 15:53

緊急事態宣言が出されて、新型コロナの感染者数はやや減少傾向にある。一度目の緊急事態宣言と比較すると、人出の減少率は小さい。このままでは、予定していた時期よりも、宣言の解除は遅くなるかもしれない。
 
さて、中国の研究者が、新型コロナウィルス感染症専門専用病院内のトイレとトイレ以外での新型コロナウィルスの検出状況の調査を行った。サンプルを収集し分析したところ、4点のサンプルがコロナウィルス陽性を示したが、そのサンプルは「病棟のドアハンドル」、「便座カバー」、「バスルームのドアハンドル」から検出されたものだった。要するに、全てが新型コロナ患者のトイレに関連するものだったのである。
 
また、患者が使用したトイレのエアロゾル(空気中に漂う微粒子で、トイレという場所柄、糞便由来である)には、院内で検出されたコロナウィルスのほとんどが含まれていたとのことだ。こうした結果を受けて、研究者たちは、建物の環境設計と清掃習慣の見直しを行い、手指衛生とともにトイレ表面の定期消毒がコロナウィルス対策として重要であるとしている。
 
この研究結果は、私が以前より指摘していたことと同じものだが、中国の研究者の力で立証されることになった。今や医学論文数も中国の方が多くなっているが、このような研究ができることが中国の強みでもある。
 
こうやって、きちんとした分析を行えば、自ずと対策が変わるだけではなく、有効な対策を講じることができ、それがコロナウィルス感染症を抑えることにつながっていく。日本でもトイレ対策を行うことが感染抑制のためには重要である。
 
 
 
参議院議員・医師 桜井 充