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桜井充メルマガ「オミクロン」

2021年12月03日 (金) 14:58
ウィルスには、大きく分けて、遺伝子情報の鎖を二本持つDNAウィルスと、一本しか持たないRNAウィルスがある。全てのウィルスがこのように分類されるわけではないが、新型コロナウィルスは、このうちのRNAウィルスに分類される。
 
ウィルスは、遺伝子情報を伝えながら増殖していく。増殖過程で、遺伝子情報が間違って伝わることがあり、そのため変異が起こる。二本鎖の構造のDNAウィルスの場合には、一方で間違った情報を伝えようとしても、もう一方が修正するため、変異が起こりにくいが、一本鎖の場合には、間違った情報がそのまま伝わってしまい、変異が起こりやすくなっている。
 
コロナウィルスも一本鎖のRNAウィルスなので、変異を繰り返しているのである。今回報告された変異株であるオミクロン株の特性はまだはっきりと判明してはいないが、これまでのワクチンが効かないとなると、ワクチン戦略の見直しが迫られることになる。
 
一方、感染力は強くとも重症化しにくいとなれば、これまでのような大規模・広範囲の自粛等はしなくともよくなるかもしれない。数週間あればはっきりするはずだが、重症化しにくい変異であることを祈りつつ、感染拡大防止のため、気を緩めずに取り組んでいきたいと思っている。