桜井充メルマガ「骨太の方針」
2025年06月12日 (木) 20:04
昨日、党の政調全体会議で骨太の方針についての議論が行われた。骨太の方針は来年度予算案の作成に繋がるために、どのような政策を盛り込むか、極めて重要な文書である。医療の分野においては、年末の予算編成だけではなく、診療報酬改定にも影響するので、骨太にどのような文言が盛り込まれるのかが極めて大切になる。
社会保障費は高齢化や医療の高度化を背景に増え続けているが、財務省は増加率を低く保ち、国民負担率を上げないようにしたいと考えている。一方、病院は光熱費などの値上がりで経営破綻しそうな厳しい状況であり、大幅な診療報酬のアップを勝ち取りたいのである。会議では、病院側と財務省側とで激しいやりとりが行われた。
財務省に考えて欲しいことは、ここで医療費をケチって、病院が潰れたらどうなるのかということである。前回の診療報酬改定では、病院を重視したと言うが、蓋を開けてみればほとんどの病院が赤字に転落している。それだけではなく、病院の立て替え費用のための内部留保もほとんどない。今経営できていても、この先継続できるかは不透明である。
もうすぐ参議院議員選挙が行われる。結果次第では来年の予算審議は大変なことになり、年度内成立も難
しくなるかもしれない。国民の皆さんに受け入れていただける文書を作らなければならないと思っている。
社会保障費は高齢化や医療の高度化を背景に増え続けているが、財務省は増加率を低く保ち、国民負担率を上げないようにしたいと考えている。一方、病院は光熱費などの値上がりで経営破綻しそうな厳しい状況であり、大幅な診療報酬のアップを勝ち取りたいのである。会議では、病院側と財務省側とで激しいやりとりが行われた。
財務省に考えて欲しいことは、ここで医療費をケチって、病院が潰れたらどうなるのかということである。前回の診療報酬改定では、病院を重視したと言うが、蓋を開けてみればほとんどの病院が赤字に転落している。それだけではなく、病院の立て替え費用のための内部留保もほとんどない。今経営できていても、この先継続できるかは不透明である。
もうすぐ参議院議員選挙が行われる。結果次第では来年の予算審議は大変なことになり、年度内成立も難
しくなるかもしれない。国民の皆さんに受け入れていただける文書を作らなければならないと思っている。