事務局ブログ

桜井充メルマガ:「三つ子の魂百まで」

2010年12月16日 (木) 18:01
 予算編成も大詰めを迎えている。本当に厳しい財政の中での編成
作業は、とても大変である。昨年は10兆円程度あった税外収入も、
今年度はそれほど見込めない状況にある。景気を回復させ、税収を
上げる構造を作り上げなければならないことを痛感させられている。

 ところで、民主党内では、野党の時代から様々な問題について議
論してきた。その結果としてマニフェストが出来上がったのだが、
政権を運営するという現実の場面で、見直ししなければならない項
目も出てきている。

 例えば、配偶者控除である。民主党のマニフェストの中では廃止
とうたっていたのだが、党内議論では、もう一度様々な角度からの
検討が必要であると言う事になった。私は、この点は評価されるべ
きことだと思っている。

 私は、女性の社会進出に対して異論はないが、専業主婦に対して
も違和感はない。しかし、子育て政策と言うと、すぐに保育所の整
備となる点に関しては、相当な違和感がある。何故ならば、保育所
の整備は、女性の社会進出のためではあるが、子供にとって良いの
かどうかの議論が十分行われているとは思えないからである。

 子供は誰に育てられるべきなのだろうか。そして、今後の日本を
背負っていく人材を育成するためには、どのような教育を行ってい
くべきなのだろうか。このような、根本的な議論がどこまで行われ
ているのか、私が不勉強なのかもしれないが、私は良く分からない。

 私は、不登校や引きこもりの患者さんと向かい合ってきたが、こ
のような患者さんが増えてきた原因をきちんと分析するべきである。
何故ならば、そのことを行う事によって、幼児教育を含めて、教育
システムのどこに問題があるのかわかってくるからである。

 ゼロ才児保育を増やすべきであるという意見が多いが、生後まも
なく、親子を分離することが、子供の教育にとって良いことなのだ
ろうか。三つ子の魂百までというが、自我の形成上、三歳までの教
育は極めて大切である。このような時期に、社会全体で子供を育て
るとは言うが、親が育児から離れることは、本当に子供にとって良
いことなのだろうか。

 幼保一体化も良いが、幼児教育はどうあるべきなのかという議論
がなされ、その結果幼保一元化が進んできたのだろうか。幼稚園に
は子供が集まらず、保育所が足りないというだけで、このような政
策が進んでいくのだとしたならばおかしな話である。

 配偶者控除の抜本的な見直しを行う際には、子どもは誰に育てら
れるべきなのか、そして、自分の手で子供を育てたいと言う親に対
して、どのように社会として援助していくのかを含めて、検討して
いかなければならないと考えている。
                       参議院議員・医師 桜井 充

 【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 東京都のいわゆる漫画規制条例について様々な議論が出ています。
日本はアダルト作品が多くあふれる国として有名な一方でありながら、
セックスレス大国としても有名であり、海外からも大変不思議に思わ
れています。世界の性の実態はどうなっているのでしょうか。
 「デュレックス・グローバル・セックス・サーベイ」によると、1
年間の性行為の平均回数国別ランキングで1位がギリシャの164回
である一方で日本は最下位の48回(夫婦間でも全体の約3分の1が
セックスレスと回答)、オーガズムに関する(セックスで必ず絶頂に
達すると答えた人=%)国別ランキングで1位のイタリアの66%に
対し、日本は27%と、まさにセックスレス大国を象徴させる結果と
なっていました。
 これまで、日本では性について公の場で議論することそのものがタ
ブー視されてきましたが、生きていく上で大変重要な問題です。最近
ではNHKで「セカンドバージン」という不倫を扱ったドラマが大き
な話題となり、様々な雑誌でも性についての特集が多く見られるよう
になりましたが、愛と性についてしっかりとした議論が必要とされて
いる時期が来たのではないでしょうか。(小林太一)