桜井充メルマガ:「地域医療再生のために」
2年前、何故政権交代が起こったのだろうか?景気が回復しない、雇用の不安がある等様々な理由があったと思うが、私は医療の問題も大きかったと考えている。
地域医療が崩壊し、近くで診療が受けられなくなった、産科や小児科、あるいは救急等の診療科が減っていった、そして最後に背中を押したのが、後期高齢者の医療制度だったように感じている。
実は、イギリスもブレア政権が発足した理由の一つが医療であった。入院待ちの患者さんが100万人近くになり、がんと診断されても、手術を受けるのに半年以上待たされる等、安心して医療が受けられなくなったからである。
昨日、診療報酬の引き上げが決まった。また、医者の給料が増えるのでしょうという財務省、そうではなく、地域医療の再生のために当てたいと考えている私と大きな隔たりがあったが、民主党の全面的バックアップにより、何とか診療報酬を増やすことができた。
今度はこの使い道である。私は地域医療を支えている小さな病院や有床診療所の診療報酬を増やすべきだと考えている。2年前も診療報酬がアップしたが、地域医療の再生のためには、ほとんど回らなかったからである。
一方で、国民の皆さんに医療費削減のために、協力していただきたい事がある。例えば、薬の飲み残しである。これをやめて頂ければ、数千億円の医療費が削減できる。そうなれば、国民の皆さんが支払っている保険料を上げなくて済むからである。
無駄な検査もやめるべきである。検査を行って、どれだけ所見があるのだろうか。頭が痛ければ、すぐに頭部のCT、胸が痛ければ心臓カテーテル検査では、医療費が膨らむのは当然のことである。
このような事を行えば、医療費を削減することができる。医療単価を下げて医療費を削減するのではなく、無駄な医療をやめることによって、医療費を下げるべきである。そうでなければ、儲からない医療は中止に追いやられることになり、地域の皆さんが不便を強いられることになるからである。
財務省は不満そうだが、一度田舎で生活してみればよい。そうすれば、今回の措置が正しかった事が理解できるはずである。医療を再生するというマニフェストの約束を何とか守れそうである。
参議院議員・医師 桜井 充
【秘書のつぶやき】
桜井充秘書小林です。
今年ももうあとわずか。本年はカダフィ大佐をはじめ、独裁政権が次々と倒れるなど世界の政治情勢が大きく動く出来事がありました。さて、金正日氏の死去には大変驚かされましたが、今後の北朝鮮はどうなるのでしょうか。後継者の金正恩氏はスイスへの留学経験があることから、無謀な事はしないだろうと見ているのですが、とにもかくにも軍部を統制できるかどうかがカギと見ています。
ところで、企業で働いている方々から「働く環境がギスギスしている」「空気が悪い」等の声が若手社員を中心に耳にすることがあります。これは、様々な点で「効率化」という名の下に、教育やコミュニケーションが十分になされないため、士気が低下したり、中長期的に様々な成長が削がれている事が原因にあるのではないでしょうか。
明日から上映されるからという訳ではありませんが、山本五十六氏の語録に、小生の座右の銘にしている「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」があります。日本電産の永守社長は「能力の差は5倍でも、意識の差は100倍まで広がる」と発言していましたが、「社員の意識を上げる」、つまり企業の業績を上げるヒントはここにあるのではないかと最近思う今日この頃です。(小林太一)
__________________________________
★事務局より
◇年末特番に出演いたします!
年末にむけて、下記のとおりメディア出演をいたします。
是非ご視聴ください!
<1>
番組名:『ビートたけしのガチバトル2011』
日 時:平成23年12月28日(水)
夜 21:00~ 23:00
放送局:TBS系列
テーマ:放射能汚染「本当の終息と汚染の真実」
エネルギー問題「脱原発で本当に日本を救えるのか?」
「ニッポン国家財政破綻カウントダウン!?
出 演:(敬称略)
司会:ビートたけし、各界の論客、
桜井充
<2>
番組名:『ラジオ日本報道スペシャルどうする日本!明日の希望のために』
日 時:平成23年12月31日(土)
昼 11:00~ 13:00
放送局:ラジオ日本(1422KHz)
テーマ:東日本大震災、TPP問題、税金など
出 演:(敬称略)
鴨下一郎(自民党政調会長代理)
西博義(公明党政調会長代理)
有馬晴海(政治評論家)
桜井充
※両番組とも内容により、予告なく変更される場合があります。
ご了承ください。