桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「国益重視です」

2012年04月12日 (木) 18:02
  党の経済連携プロジェクトチームの代表として、米国とカナダを訪問中です。推進派そして慎重派から各1名、そして中立な立場で私が(ここが一番不安だと言われていますが)、3名で訪れています。
 今回の目的は米国側の立場の確認で、TPP交渉のルール作りに日本が参加できるのかという点が一番大きなポイントになります。現在、9カ国でルール作成に当たっていて、日本は交渉参加を認められているわけではないので、ルール作りに参加しておりません。
 現在、TPPに参加するべきか議論している最中ですが、もしルール作りに参加できないのであれば、ルールが出来上がり、その内容を確認してからでも遅くはありません。日本の国益にかなうのであれば、TPPに参加することになるでしょうし、そうでなければ参加しないという道を選ぶことになるのだと思います。
 そういう意味において、ルール作りに参加できるのかと言う点は極めて重要なのですが、米国の高官の発言が各々違っているようなので、この点を確認したいと思っています。
 日本に戻ってからのプロジェクトチームでの作業は、日本はどのような国を目指していくのか、そしてそのためにはどのような経済連携を行うべきかの整理をしたいと思っています。その上で、TPPはど
のように位置づけられ、TPP参加のメリットそしてデメリットを検討し、その上で、日本が参加するのかを政府に決定してもらいたいと考えています。
 私の考えはとても単純で、国益にかなうのであれば参加するべきですし、国益を損なうようであれば、参加は見送るべきです。要するに、日本政府の交渉力を問うていると言っても良いのかもしれません。
 日本に戻って、来週からはTPPの議論で、また忙しくなりそうですが、日本の国益の観点から、議論を進めて行きたいと考えています。
                  参議院議員・医師 桜井 充

【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 北朝鮮が人工衛星と称したミサイルを打ち上げ、核実験を行おうとしています。以前にも書いた気がするのですが、狙いは核攻撃能力を海外に喧伝する事でその後の外交交渉を有利にする事だと思います。
 さて、この防衛に当たってはイージス艦(※イージスとは盾を意味する)による対弾道ミサイルSM‐3と、PAC3(ペトリオットミサイル)の二段構えとなります。ペトリオットミサイルというと、湾岸戦争の際にイラク軍が発射したスカッドミサイルを迎撃した際に使用されたものを思い出される方が多いと思いますが、当時使用されたのは今回のPAC3(対ミサイル仕様)の一世代前のPAC2(対飛行機仕様)です。特にマリアナ海戦で有名なVT信管のように目標の近くで炸裂することにより目標を破壊する形から、直接ミサイルに命中させ破壊力を増している点は特筆すべきところです。
 と、ここまで書いたものの、報道されているミサイルの予測進路などから考えると、実際には使用されない可能性が高いのではないかと個人的に推測しています。もちろん、万全を期すことは当然ですが。とにもかくにも、打ち上げを阻止したいものですが燃料が注入されてしまった以上、打ち上げは不可避となってしまいました。人命を奪うようなことだけは避けて欲しいと切に願います。
 ところで、いつも小生の拙いつぶやきを愛読して頂いている歯科技工士さんが重い病になったとのメールを頂きました。なんとかネバーギブアップで病を迎撃し、打ち破って頂きたいです!ご全快を祈念しております。(小林太一)