桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「経済連携プロジェクトチーム座長に就任」

2012年04月26日 (木) 16:53
 経済連携PTの鉢呂座長が、社会保障と税の一体改革の特別委員会の筆頭理事に就任されたため、経済連携PTの座長を辞職された。その後任として、私がこのPTの座長を務めることになった。
 このPTでの議論は、社会保障と税の一体改革そして原発再稼働と並んで、党内には様々な意見があり、慎重な進行が求められている。党内の議員の意見が十分に反映できるようにPTの運営を行っていきたいと思っている。
 先々週、このPTの代表として、アメリカとカナダを訪問してきた。カナダもアメリカとのFTAを締結する際に、国民的議論があったそうだ。推進派そして慎重派と議論を重ね、国民の皆さんに説明し理解
を求める作業を繰り返してきた。
 日本でも、カナダと同じような作業が必要だと考えている。その中で特に重要な事は、この国は何をめざして行くのかという目標を定めることである。カナダの人口は3000万人台で、先進国の中では市
場規模が決して大きくない。そのカナダの発展のためにはアメリカ市場に参入することが重要であるという、国としての明確な方針が打ち出されたから、国民の皆さんが納得されたのだと思う。
 しかも、交渉する際に、カナダの国益に資することを求め、妥協はしないという方針を貫いたことが、大きな結果を得ることにつながったのだと思う。日本も同じように、どのような国を作っていくのかと
いう方向性を打ち出す必要があるし、交渉も国益を確保していくという強い姿勢が望まれる。
 これまで、経済連携のメリットや懸念事項に関して議論が行われてきた。しかし、それをきちんと系統立てているわけではない。今後しばらくは、我が国の方向性、そのために必要な経済連携の在り方、さらに、そのメリットと懸念事項の整理を行いたいと考えている。
 その上で、懸念事項に対してどのような対策が取れるのかという点を整理し、残った懸念事項とメリットとどちらが大きいのかを検討し、政府の判断材料にしてもらいたいと考えている。かなりの作業量になるが、精力的にPTを開催し、なるべく早くに結論を得たいと思っている。
                  参議院議員・医師 桜井 充

【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 小沢一郎議員の裁判において無罪の判決が言い渡されました。特捜部が検察審査会に報告した「捜査報告書」は捏造したものであったと事件を担当した検事が証言していたことその他の経緯を考えると、「やっぱりか」というのが正直な感想でした。警察、検察のほとんどの方々は真面目に職務に邁進していると思うのですが、最近は不祥事が相次いでいます。どこに問題があるのかを検証する必要があるのかもしれません。ドロドロした場面はドラマ「相棒」や「SP」だけの世界だと笑い飛ば
していたものですが…。
 さて、判決に対し、あたかも完全に有罪であるかのように報道していたマスコミがどうコメントを出すのか注目しています。(おそらく、何事もなかったかのようにスルーすると思うのですが)今回の裁判の件だ
けではありませんが、「~だろう」という推測に基づいた報道をするのであれば、そうでなかったことで損害を与えた場合にどう責任をとれるのでしょうか。(もちろん、コメンテーターや記者さん達の中にもしっ
かりとした裏付けや調査を元に発信している方が大部分だと信じていますが)例えば、製造業では製造者責任法という法律がありますが、「言論の自由」の業界にはそれがありません。もっとも、名誉毀損で訴えればいいという声もあるかもしれませんが、一般人にとっては訴訟することはコスト面等を考えるとハードルが高く、簡単にはできません。
 司法や報道のあり方等、これを機に改めて考えたいと思います。(小林太一)
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★事務局より
 ◇「日刊ゲンダイ」に掲載されます(予定)


 明日発売の「日刊ゲンダイ」に先週に引き続き、桜井が高校時代を語る
記事が掲載される予定です。

 是非、ご覧ください。


 
 *場所によっては、発売が土曜日になるところもあります。