桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「引退とは残念です」

2012年07月19日 (木) 23:29
 松井孝治参議院議員が引退を表明した。私よりも若く、とても優秀だったので、もったいないと思う。前回当選した時から決めていたらしく、本当に驚いている。
 昨日、社会保障と税の一体改革特別委員会で質問に立った。執行部として政権を批判できないので、総論的な内容になり、かつ建設的な考えを示したつもりである。今の経済状況で増税することはかなり厳しく、景気を回復させるよう努めていかなければならない。
 これまでも成長戦略はあったが、各省庁が出してくる総花的な内容で、かつ十分な予算措置がなされていないのだから、経済が成長するはずもない。今回は重点化しており、この点は改善されている。後は予算の裏付けである。私は成長戦略特別会計を設け、十分な予算措置を行うべきであると考えている。
 原発の国民投票に関して、総理に質問させて頂いた。「やりましょう」という前向きな答弁を引き出すことはできなかったけれど、さすがにこの提案を否定することはなかった。国民の皆さんに、このような難しい問題を委ねることに難色を示す議員もいるが、もっと有権者を信用するべきである。
 勿論、今すぐにやりましょうと言われたら反対するけれど、十分な準備期間があれば、国民の皆さんも情報を得て、適切な判断を下すと思っている。国民の皆さんにエネルギー問題を考えていただく良い機会になると考えている。
 これからしばらくは、毎日委員会が行われる。今まで以上に忙しくなっている。同僚議員から顔色悪いですよと言われたが、面倒な案件が多いので、ストレスを感じているのかもしれない。心療内科医にカウンセリングをお願いしなければ…(笑)
                  参議院議員・医師 桜井 充


【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 証券会社でのインサイダー取引の関与が大きな問題となっています。
 過去は主に時価総額の小さい企業がインサイダー取引の対象となることが多かったのですが、最近では時価総額が極めて大きい企業に関してのインサイダー取引の関与が疑われていることが特徴です。個人的にいろいろ調べてみたのですが、公募増資などの重要事項の発表直前に不思議と出来高が増え、株価が下落するケースが多々見られたことから、これからまた様々な事が明らかになってくるのではないでしょうか。
 さて、イギリスで起こったLIBORと呼ばれる銀行間金利の不祥事問題が各国に波及しています。日本ではそこまで大きくは取り上げられていませんが、実は金融界では大変大きな問題です。どこまで波及するのか注視しています。(小林太一)