桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「嫌になる」

2012年07月26日 (木) 18:07
 委員会を運営するにあたって、理事懇と言って、各党、各会派が集まって議論を行う。主に日程協議を行うのだが、マスコミは今後の日程には興味があるらしく、理事懇が終わると私の所にぶら下がってくる。

 今日の新聞にも、「民主、時間稼ぎ」とか、「採決お盆挟み攻防」とか、マスコミは日程がどうなるのかが、とても大事らしい。私は、日程には興味がない。何故ならば、争う事は日程ではなく、議論の内
容だと思っているからである。

 中央公聴会の日程も今日の理事懇で、提示させて頂いた。これで、「お盆前に成立」といった記事が流れるのだろうが、一体何が重要なのだろう。むしろ、この問題点は解決していないとか、不安は払しょくされていない、だからもっと議論を行うべきであるという記事になるのなら理解できる。

 勿論、お互いに主義主張は違うのだから、いくら議論を行っても平行線の場合もある。このような場合には、ある程度の審議を行ったら、打ち切らざるを得ないのだが、これは仕方がないと思っている。

 一方、本来の法案審査は条文審査である。条文に従って議論を行い、問題点がある場合には修正を行わなければならないことは言うまでもない。あるいは、重要な条文が抜け落ちているのであれば、それを追加しなければならない。

 委員会の審議では、このような条文審査はあまり行われない。何故ならば、法律を読むことが大変だからである。イギリスの委員会では、逐条審査(条文を精査すること)を行っている。このことを行えば、国会議員も勉強が必要になるし、マスコミももっと勉強するようになる。この点に関しては、イギリスの議会を見習うべきだと感じている。

                  参議院議員・医師 桜井 充

【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 ロンドンオリンピックが始まります。ロンドンでの開催は3度目で、これは一都市での開催回数としての最多記録です。
 さて、2020年に開催されるオリンピック候補地に東京、マドリード、イスタンブールが名乗り出ています。個人的には東京以外の地方で開催すればいいのに…と考えていますが、東京は優勢に展開して
います。なお、東京はピーク電力への不安と低い支持率、マドリードは財政危機、イスタンブールはインフラ不足とサッカー欧州選手権に名乗り出ていること等がネガティブ材料のようで来年9月に結論が出ます。
 日本選手団が少しでも多くのメダルを獲得できますように…(小林太一)