桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「何とかなるかなあ」

2012年11月01日 (木) 18:36

 いよいよ明後日がリレーマラソンの当日である。時間があればルームランナーで走っている。以前は少し走るだけで胸が苦しくなったが、今はそのような事はなくなった。設定されたタイムではとても走れそうにないが、何とか持ち分だけは走れそうである。
 25年度税制の議論が本格化してきた。ペイアズユーゴーという原則がある。これは、減税を要求するのであれば、増税要求もセットで行えというものである。これを各省単位の縦割りで求められていたので、思い切った税制改正はできなかった。
 予算は、重点化しようという事で、省庁間で調整することになっている。税制も同じように、各省ごとに考えるのではなく、政府全体にペイアズユーゴー原則を用いるという事になった。これは大きな改革で、少しは大胆な税制改正が出来そうである。
 来週から、査定側に対して、各省の予算要求を説明する会議が始まる。私が厚生労働省の予算も担当しているので、今日は作戦会議を行った。この説明では、財務省を納得させることはできないと思う点もあったので、少し手直しを行った。当日どうなるのか楽しみである。
 昨夜は、若い厚生技官と飲み会を行った。皆さん、この国を変えたいと思って入省したのだが、なかなか思うように行かない。せっかくやる気があるのだから、彼らの力が発揮できる体制を作っていきたいと思う。
 行政改革というと、公務員の数を減らすとか給料を削減するという話だけである。大事な事は、彼らのやる気を引き出し、この国のために仕事ができる環境を整えることこそ、私は行政改革ではないのかと考えている。厚生労働省全体が良い雰囲気になってきたように感じている。後は結果を出せるかであり、それが私の責務だと考えている。
                  参議院議員・医師 桜井 充


【秘書のつぶやき】
  桜井充秘書小林です。
 企業の決算発表が相次ぐ中、厳しい数字を多く目にします。
 各産業での主要プレイヤーを調べてみたところ、例えば、液晶TVではソニー、シャープ、東芝、パナソニック、船井電機等がある一方、アメリカではVizio、欧州ではPhilips、アジアではサムスン、LEG、TCLと、日本はプレイヤーが同一産業に過剰にあるように思います。他産業も同様のケースが多く、海外市場拡大を目指すには合従連衡は避けられません。
 また、苦戦の背景に技術・人材流出も大きな要因です。日本発の技術が海外に先に採用されたり、技術者への報酬が低いため引き抜かれたり等々。リストラだけでは目先の利益を確保できても、成長は成し遂げられません。科学技術立国としても改めて考えねばならぬ問題です。(小林太一)