桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「丁寧な作業」

2013年06月20日 (木) 15:50
 参議院の選挙期間中に配布するマニフェストの政策内容が固まった。火曜日の作業委員会での議論を受け、次の内閣で承認された。ただし、ネット上で公開する政策に関しては、最終的な詰めの作業を行っている。
 
 今回のマニフェスト作成作業で注意した点は、手続きをきちんと踏むことだった。当たり前のことかもしれないが、このことがきちんとできていないと感じていた議員が多かったので、結局不満を抱えることになった。
 
 たたき台の作成は、各部門会議で検討して頂いた。その案に対して、各議員及び地方議員の皆さんから意見を頂いた。特に地方議員の皆さんとの意見交換は7回行った。それはマニフェストに地方議員の声が反映されていないという指摘があったからだ。
 
 皆さんからの意見を頂き修正した案から、作業チームで政策の抽出作業を行い、配布するマニフェストの原案が出来上がった。この案に対して、地方議員の皆さんから意見を頂き、さらに全議員懇談会を2回行って、作業チームとしての最終的な案を固めた。
 
 当たり前のことだが、全ての政策に関して、全ての議員の意見が同じという事はない。例えばTPPに関して言えば、農業が主たる産業である地域の選出議員であれば反対だろうし、工場地帯を抱えている地域の選出議員であれば、賛成するのは当然のことである。
 
 この両者の意見をまとめることになるが、双方が必ずしも満足する内容になるわけではない。しかし大事な事は、この議論の過程である。お互いの考え方を十分に議論し、妥協点を見出す、今回はこの作業の繰り返しだった。
 
 マニフェストの内容に関しては、皆さんが満点をつけて頂けるものではないかもしれないが、作成作業の過程に関しては、おおむね満足していただけているのではないかと思っている。
 
 私たちの考え方を理解していただくために、相当手の込んだ、そして斬新なマニフェストになっている。このマニフェストを反転攻勢のきっかけにしたいと考えている。
 
                  参議院議員・医師 桜井 充
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 アメリカ政府による電話やインターネットへの監視が世界中で大きな話題となっています。(我が国ではなぜかそれほど大きく報道されていないのは何故なんだろうか・・)
  アメリカ政府が監視対象としていたのは米国外の外国人が対象とのこと。当然、我々のメールやチャット、映像や文書その他様々な個人情報が収集されていた可能性があるようです。となると、外交交渉や民間の大きなプロジェクトについての交渉などについても筒抜けになっていた可能性も無視できません。大手検索サイトの運営会社も協力していたようで、許し難いことです。
 ところで、先日、アメリカの食品医薬品局(FDA)が、心電図モニターその他様々な医療機器メーカーに対して医療機器がコンピューターウイルスに感染するリスクについて警告を出したようです。現在、様々なハイテク製品がインターネット接続されていますが、これらの情報セキュリティについても考えていかなくてはなりません。(小林太一)