桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「正念場です」

2013年07月03日 (水) 21:32

 明日から参議院選挙が始まります。今回からネット選挙が始まり、メールマガジンの発行に関してもルールが定められました。本来なら明日発行するのですが、いろいろ制限がついたので、期間中の発行は取り止めることにしました。
 
 さて、今回の参議院選挙は、民主党にとって正念場だと思っています。何故ならば、東京都議会議員選挙の結果に示されたように、民主党に対する信頼は失われたままだからです。政権運営に問題があり、政権担当能力がないと烙印を押されたのですから、これを回復するには相当時間がかかると思っています。
 
 今回の選挙は、安倍政権の是非を問う事になるのだろうと思います。確かに円安・株高によって、輸出大企業や株を持っている人たちにとっては良かったかもしれません。しかし、円安によって輸入物価が上がり、価格転嫁できない中小企業は苦労しています。
 
 それだけではありません。賃金が上がらない中での物価上昇ですから、国民の皆さんの生活は苦しくなっています。年金生活者の方も、年金の支給額はすぐに上がるわけではないので、生活は大変です。
 
 いずれ中小企業にも恩恵があるように思われていますが、今の経済対策では、残念ながら恩恵にあずかれる人はほとんどいないと思います。その点を理解していただけるかどうかが、大きなポイントになると考えています。
 
 もう一点は、憲法に関する姿勢です。自民党の憲法草案を見てみると、様々な点で、制約が入っています。本来、憲法は国民の皆さんが権力者を縛る手段であるにも関わらず(これを立憲主義と言います)、権力者が国民の皆さんに制限を課す内容になっています。
 
 例えば、言論の自由に関しても、「公の秩序に反しない限り」という文言を加えています。公の秩序の判断は、権力者が行う事になるのでしょうから、これまでの立憲主義からは大きくかけ離れてしまう事になってしまいます。
 
 特に安倍総理は、以前外務官僚であった田中均氏を名指しして、外交を語る資格はないという趣旨の発言をなされています。自分が気に入らなければ、名指しして批判する、この行為は一国の総理が行うことではありません。
 
 このような総理が公の秩序の判断を下すことになるのですから、言論の自由を大きく脅かされることになりかねません。安倍政権の問題点をあげればきりはありませんが、いずれにしても、この問題点を国民の皆さんに理解して頂き、さらに私たちの考えを訴えて、この正念場を乗り切りたいと考えています。全力で頑張ります。
 
 追伸です。今回のマニフェストは私が中心になって作りました。マンガをふんだんに取り入れて分かりやすい内容になっています。是非一度手に取って頂ければと思っています。よろしくお願いいたします。
 
参議院・医師 桜井 充
 
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 ネット選挙解禁!(※ネット選挙に関する法律は自民党案。民主党等の政党は全面解禁の対案を出していたの)のはずが、メルマガでは登録メールアドレスを把握できないという理由で発信できません。悪法も法なり。悔しいですが、選挙期間中の発信は見送らせていただきます。
 ところで、小生は大阪に出張しています。18歳までいたはずが、道には迷い、また、本日は誤って女性専用車両に乗りかけてしまい、熱い視線ではなく冷たい視線を浴びる羽目になりました・・(大阪の女性専用車両は列車の中心!)
 さて、民主党の政策は医療や介護、年金、子育て、雇用等の将来不安を解消することや可処分所得を増やすこと等で消費を活性化させよう考えています。市場を過度に歪めるアベノミクスは将来に大きな代償を支払うこととなるでしょう。苦戦は承知ですが、ベストを尽くして参ります。
 それでは、3週間後にお会いしましょう!皆様くれぐれもご自愛下さい。(小林太一)