桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「新生参議院」

2013年08月08日 (木) 18:31
 輿石前参議院会長が副議長に就任されたので、火曜日に会長選挙を行い、郡司彰新会長が誕生した。輿石体制は7年間続いた。これまでご指導頂いたことに、心から感謝申し上げたい。そして、郡司新会長には、民主党が信頼を取り戻せるように、舵取りをして頂きたいと思う。

 参議院の新幹事長には羽田雄一郎議員が、そして国対委員長には榛葉賀津也議員が就任した。供に46歳、若い幹部が参議院を引っ張って行く事になる。私もこの体制を支えて行きたいと思っている。

 私も42歳で初当選させて頂き、当時は若い力で日本を変えて行きますと訴えていたが、時が過ぎるのはあっという間で、もうベテラン議員の仲間入りをしそうである。この間に、与党も野党も経験させて頂いた。特に3年3カ月ではあったが、与党を経験させて頂いたことは、私の財産になっている。

 衆参のねじれも解消し、巨大与党が動き始めた。官僚の人事まで官邸で主導し、安倍政権が思うような政策を実現できる布陣にしている。これを政治主導と言えば聞こえは良いのだが、安倍政権の暴走が始まったようで、これを何とか阻止したいと思っている。

 特に、内閣法制局長官の人事には驚いた。集団的自衛権を認めさせるために、自分と同じ主張の長官に変えてしまった。法制局長官は法の番人であり、これまでの積み重ねてきた議論をもとに判断しなければならない。これでは安倍総理の意向が通らないので変えてしまおうというのでは、独裁者以外の何物でもない。次の臨時国会は、安倍総理の暴走を止める場になりそうである。
 
                  参議院議員・医師 桜井 充

【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 先週書かせて頂きましたが、アメリカの国務省から招へいされIVLP(インターナショナル・ビジターズ・リーダーシップ・プログラム)への参加のために今ワシントンにおります。時差ボケがつらいです。
 さて、この事業は1940年に始まり、各国の政財界から年間五千人(日本は三十名ほど)が参加し、これまでの参加者のうち、二百名が現・元国家元首の地位に就き、千五百名以上が閣僚を務めているとのこと。主目的は親米派を増やすことのようです。自国に来てもらうと必ず好印象を持たれるとの自信があるからこその事業でしょう。
 実は我が国でも国費外国人留学生制度やJETプログラム等などがありますが、様々な議論が出ています。海外の政財界に親日派をどう増やすか悩ましい課題ですが、日本は持ち前のおもて成し精神や文化でアメリカ以上に好印象を持ってもらえるはずです。(小林太一)