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桜井充メルマガ:「総理は何を焦っているのか」

2014年05月29日 (木) 15:13
  安倍総理は何を焦っているのだろうか。現在参議院で、憲法改正のための国民投票法案を審議している。民主党も自公と合意しており、今国会で成立するのは確実な情勢である。そうなれば、現実的に憲法改正の議論が可能になる。
 
 であるにもかかわらず、閣議決定で、憲法9条の解釈を変え、集団的自衛権の行使を可能にしようとしている。本当に必要ならば、国民の皆さんに十分理解を得た上で、憲法を変えるべきである。
 
 このような重要な案件である。国民に審判を仰ぐことは当然のことであり、さらに手続法が間もなく成立する見込みであり、繰り返しになるが、閣議決定で決めるのはおかしな話である。昨日の衆議院予算委員会で、この点に関して、長妻議員が質問していたが、総理からは明確な答弁はなかった。
 
 憲法は国民の皆さんが権力者を縛る手段である。これを立憲主義という。この点から考えても、解釈を変更する方法で、大事な点を変えることは筋が通らない。安倍総理は立憲主義を本当に理解しているのだろうか。
 
 支持率が高い事に胡坐(あぐら)をかいて、自分の思うように制度を変えていくのであれば、これは独裁者以外の何者でもない。株価が上がって、何やら期待が持てそうだと国民の皆さんは感じているようだが、暴走を止めなければ、この国が違った方向に走って行く可能性がある。この暴走を何とか阻止したいと思っている。
 
                 参議院議員・医師 桜井 充
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 財政問題を考えていると頭が痛くなります。国家の財政問題を考える上で重要なポイントは債務残高を対GDP比で考えることですが、国際比較のうえでは我が国の債務残高は対GDP比が230%を超えた第一位となっており、二位のイタリア(146%)を大きく突き放しています。
そうした中、イタリアはGDPの計算にコカインなどの違法薬物の販売や売春を統計に参入することを決定しました。これは対GDPで考える際の分母であるGDPを大きくすることで財政赤字削減とする目的のようですが、様々な方法があるものだなと感心してしまいました。それにしても、地下経済の統計をどう計算していくのかというのは難しい問題です。我が国ではGDPの9%程度と言われていますが、イタリアの地下経済はGDPの20~30%にも達すると言われています。
 統計に表れていないものをどう考えていくのかを改めて勉強してみようと思いました。(小林太一)