桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ:「次へのステップ」

2014年06月26日 (木) 16:13
 火曜日に両議院総会が行われた。各議員が冷静に意見を述べており、意義のある会だったと感じている。7月下旬を目途に再度両議院総会が行われる。この一年の総括と今後の戦略を発表することになると思われるが、海江田代表にとってはここが正念場になるのだろうと思う。
 
 民主党の存在意義は、やはり政権交代可能な政党になることなのだと考えている。そのことを実現するためには、党の政策も大切だが、議員の意識改革が必要なのだと思う。要するに、決めるまでは議論を戦わせること、しかし党の方向性が決まった後は一致団結して闘っていく事、このことに尽きるのだと思う。
 
 その上で、野党の再編を行うのであれば、この原則が徹底されなければ、またバラバラであるとか烏合の衆という批判を受けることになるだろう。誤解の無いように申し上げておくが、私は野党の再編を反対しているわけではない。
 
 さて、これまで野党再編の話が出ているが、政権末期には意見の違う議員は出て行くべきだと声高に主張されていた人がいる。驚くことに、同じ人が今度は再編しなければならないと逆のことを言っている。場当たり的と批判されても仕方がないように思うが…
 
 いずれにせよ、多くの野党ができたのも、民主党が一つにまとまれなかった事に原因がある。他の野党の幹部には、多くの民主党時代の仲間が就いている。今度再び同じ政党で仕事をすることになった時には、仲良くまとまって活動できるようになりたいものである。
 
                 参議院議員・医師 桜井 充
 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。 
 成長戦略が正式に発表されました。成長戦略の中に、我々の年金のポートフォリオについて記載されていましたが、どうも納得がいきません。
 最近、株式市場において、株価維持政策のような年金やかんぽの買いと思われる注文が大量に入っているようです。噂では国家公務員共済などまでが買ってきているとか。前回の成長戦略が発表された際は株価が大暴落しました。そのトラウマがあってかの対策かもしれません。しかし、いずれは公的・準公的資金の買いも途切れます。そのときは一気に利益確定の売りが入ってくるでしょう。またもや我々の年金は高値をつかまされることになるかもしれません。
しかも、現在の制度のままでは大きく損が出たとしても、誰も責任が問われません。
 まるでデイトレーダーのような短期的視野に立った政策だと思います。(小林太一)