桜井充メールマガジン

櫻井充メルマガ:「原点に帰る」

2015年02月19日 (木) 12:54
   マスコミの世論調査では、安倍政権の支持率がまた上がった。人質事件の対応が良かったかららしいが、人質の命を失う結果になったのは、安倍総理の中東での演説であり、どうして支持率が上がるのか全く理解できない。
 
 一方、民主党の支持率は低迷したままである。昨年、亀井静香先生に、民主党は国民の声に応えることができない、と言われた。私は拒否度が下がればまたチャンスがあると思っていたが、今は亀井先生の意見の方が正しかったようにも思える。
 
 政界再編が必要なのだと思う。私が支援者の皆さんから言われることは、受け皿がないという事である。党内で、松本剛明、松原仁、そして大島敦各議員とグループを作った。先日、そのメンバーと他党の議員、合わせて8人で一緒に飲む機会があった。今後は、定期的に意見交換することになったが、いずれ彼らと一緒に活動ができればと思っている。
 
 話は変わるが、今週の月曜日、名古屋のアントレ会の皆さんと久しぶりに食事をする機会があった。アントレ会は、中小企業の経営者の集まりで、立教大学の山口義行教授のおかげで、お付き合いが始まった。
 
 彼らとは、もう15年ぐらいになるのだろうか。銀行の貸し渋りや貸しはがしの対策のために、「金融アセスメント法案」を作成したことがある。山口先生から原案を頂いたものを私が立法化し、彼らは法案が必要であるという署名活動を行ってくださった。
 
 その結果100万人もの署名を集めて下さり、そのおかげで、私は野党であったにも関わらず、政府を動かし、金融行政の中に、この金融アセスメント法案の趣旨が盛り込まれたのである。私は一緒に戦った同志として、今も彼らとお付き合いさせて頂いている。
 
 その飲み会の中で、ある人から「櫻井さんはあの当時のギラギラさが無くなった。」と言われた。確かに、大人になったというか、丸くなったというか、以前とは違っていることに気がつかされた。原点に帰るというのだろうか、あきらめずに戦い続けて行かなければと思っている。
                 参議院議員・医師 桜井 充
 
 
【秘書のつぶやき】
 櫻井充秘書小林です。
 教育再生実行会議の元委員であった某作家が新聞のコラムでアパルトヘイトを許容するような発言をしたことについて南アフリカ共和国政府等から抗議される事態になっています。
 実は、そのコラムには「介護分野に語学力とか衛生知識は必要ない」「孫が祖母の面倒をみるように優しければいい」とも書かれていました。命に関わる肺炎や床ずれ等に関する知識は必須であり、介護の現場や問題点を理解しているとは到底思えません。以前、この方は震災についても「避難所が寒くて凍えそう」「温かいものが食べられない」ということについて、木片を集めて鍋をどこからか拾って食事を作ればいいのに、という発言をされていました。(他にもたくさんありますが、文字数の関係で割愛…)よくぞ、綿密な取材もなく公の場でここまで発言できるものだと思ったものです。何よりも被災者が読むとどのように思うかという発想はなかったのでしょうか。
 海外のメディアでは、この作家は偉人としてマザーテレサとともに道徳の教科書に掲載されているなどと報じていました。その教科書は、文科省により作成された道徳の教科書(国公立中での採用率100%)。作品の一部の引用とはいえ、複雑な気持ちです。(小林太一)
 
★事務局より
◇テレビに出演いたします!
2月22日(日)に下記のとおりテレビに出演をいたします。是非ご覧下さい!
 
番組名:『新報道2001』
日 時:平成27年 2月22日(日)    
朝 7:50頃~ 8:50頃
放送局:フジテレビ系列
テーマ:「相続税・贈与税」「格差」について