桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「文化の違い​」

2019年01月31日 (木) 21:24
 先日の記者会見で立憲の幹部の方が、我が党と立憲の違いを「文化の違い」という言葉で表現されていた。確かに、我が党と立憲の文化は違うので、上手におっしゃるなと感じた。
 
 これは、会派問題の時の言葉であり、渦中の藤田議員が我が党に離党届を出したのだが、それを受理していないことを問題視しての発言だ。何故そのようなことになったのかと言えば、あまりにも急な話だったし、藤田議員は我が党の公認候補であり、党内手続きが必要だったからである。
 
 離党届が出された時、藤田議員はインフルエンザで自宅療養中だった。しかもその二日前に、玉木代表と一緒に沖縄に行っている。何故、このタイミングで離党届が出されるのだろうか。しかも、我が党と立憲民主党で第一会派の議論をしている最中に。何らかの力が働いたと考えられなくもない。
 
 このような状況であるから、ご本人から直接話をお伺いし、その上で党としての意思決定を行わなければならない。当たり前の手続きを踏んでいるだけなのだが、この点に関して批判を受けている。私はおかしな話だと思う。
 
 立憲民主党は結党以来一度も代表選挙を行っていない。参議院の会派の会長選挙を行わずに、何故か会長が決まっている。他党のことなのでわからない点もあるが、参議院の会派の会長選挙の規定すらない。このような点も「文化の違い」なのだと、そう感じている。
 
 
 
参議院議員・医師 桜井 充



 
【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書庄子です。イギリスの看護師フローレンス・ナイチンゲールが、統計学の先駆者としても名を残していることをご存じでしょうか。彼女は戦争による英国軍の死者・傷病者のデータを分析し、彼らの多くが戦闘による傷ではなく、病院の衛生状態の悪さが原因で亡くなっていたことを明らかにしたのです。
 そのイギリスでは1980年代、サッチャー政権の行政改革によって統計に関わる人員と予算が大幅に削減されました。結果、統計の精度が低下したとの批判が上がり、90年代には統計人員、予算の増強や組織の再編、統合が進められることになります。
 さて、我が国では、厚生労働省の毎月勤労統計問題から、統計を担う人手不足といった問題にも焦点が当たりはじめました。統計不正の解明が第一ですが、統計業務の重要性を再評価し、人員や予算を充てていくことも考えなければなりません。(庄子真央)