桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「二次補正予算案」

2020年06月05日 (金) 14:58
二次補正予算案がまとめられた。これまでの予算に組み込まれてきた施策は、小規模事業者に対する内容が中心であり、中堅企業に対しては不十分と言わざるをえないものだったが、今回の予算案では、中堅企業への資本注入を可能とする項目が入った。これを積極的に使っていただければ、資金繰りは大分楽になると思われる。
 
この資本注入は、いわゆる劣後ローンの形でお金を借り入れるものである。ここで借り入れたお金は、資本として見なされるが、資本金ではないという扱いになる。そのため、中小企業特権は残されることになるのだ。利用するメリットは大きい。
 
借り入れの期間は最長20年で、金額は最高で7.2億、赤字の場合、金利は0.5%である。黒字になると3%程度になるが、期限前の一括返済も可能で、従来は手数料を支払わなければなかったが、今回は特例として手数料は必要ない。かなり使い勝手が良くなっている。私の要望も取り入れて頂いた。本当に感謝している。
 
地元企業の方々に連絡したところ、皆さん喜んで下さった。20年にわたっての資金繰りが安定すれば、事業計画も立てやすくなる。問題は、いつ経済が回復するのかという事である。
 
東京の歌舞伎町のように、クラスターが発生する場所は限られてきた。もう少しの辛抱である。新型コロナに感染しないよう、感染が疑われる場合には感染拡大させないよう行動していただくことで、以前のような生活を取り戻していけると思う。私も、感染を抑制し、皆さんの暮らしを支えられるよう努力したいと思う。
 
 
参議院議員・医師 桜井 充