桜井充メルマガ「コロナ闘病記(3)」
11月17日(火)メルマガ配信分
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・11月16日(月)
昼間にずっと寝ていたからだと思いますが、15日の夜は結局眠れず、午前3時くらいまで起きていました。その結果、朝起きて、朝食を取ったあとで眠くなり、また寝て、起きてを繰り返し、14時くらいまでベッドにいました。
体温は朝の時点で35度8分まで下がっていたので、気分的にはとても楽になりました。ただ、夜に眠れなかったせいでもあるのかもしれませんが、非常に怠く、脱水気味なのかもしれないと思い、水分と塩分を多めにとって様子を見ていると、少しずつ楽になっていきました。
16時から外来を受診できることになっており、15時半に、保健所が手配してくださった迎えの車が来ました。車はワゴン車で、運転席には防護服を着たドライバーさんがいました。シートは三列で、私はマスクをして、一番後ろの席に乗り込みました。運転席の後ろにはビニールのシートが下がっており、飛沫感染を防げるようになっていました。
病院に着くと、すぐに問診票を書き、熱を測りました。その時の熱は36度3分でした。それからレントゲンを撮り、採血をされ、結果が出るまでの間、車で待機ということになりました。
感染者が院内に入る通路や、待機場所はきちんと区分けされていて、感染予防が徹底されているのだなと感じました。
レントゲンの結果を見ると、右の肺の下のところに影がありました。念のためCTを撮りたいと言われ、一般の患者さんの検査がすべて終わってから、CTを撮っていただきました。結果は、やはり小さな肺炎があるということでした。ただし炎症反応はマイナスで、つまり、現在は一応治まっているけれど、この数日間で、小さくとも肺炎が起きていたのだということなのだと思います。
医師からは、このまま良くなる場合もあれば、悪くなる場合もあるので、注意してほしいと言われました。自分でも、その時点では色々な症状が落ち着いているように感じていましたが、これからまた変わるかもしれないということで、きちんと療養しなければと思いました。
ところで、CTを撮りに行くときだけは、一般の患者さんが使う通路と同じ廊下を通ることになりました。万一、移動の途中で壁に手をついたり、手すりに掴まるといったことがないように、この病院では、コロナの感染者がCTを撮りに行くときには、全員一律で車いすで移動することになっているそうです。私もそのルールに則り、車いすで移動しました。
検査結果の説明を受けるときにも、私は車の中にいて、担当してくださった医師が車の外にいる、というふうに、コロナ患者が感染を広げないような仕組みが徹底されていると感じました。
診察と検査、結果の説明まで含めて、おおよそ1時間程度で終わったでしょうか。非常にスムーズに診察していただけたと思います。皆さんに心から感謝申し上げます。
家に帰ったところで保健所から電話があり、コロナに感染したという診断書と、今後、症状がすべてなくなった時に、もう大丈夫ですよということを証明する診断書は、保健所が発行します、という説明がありました。
夕食を食べたところ、急に疲れが出てきました。この時間に寝るとまた夜中に起きるだろうなと思いましたが、眠気に抗えずに少し寝て、案の定、午前2時ごろに目が覚めました。胃のあたりが痛んだため、胃薬を探したのですが見つけられず、痛みは空腹と結びついているように感じられたため、ひとまず食事をすることにして、焼きおにぎりを作って食べました。
食事をしたら痛みは引いて、また眠ることができました。ずいぶん良くなってはきましたが、こうした胃の痛みや、ふしぶしの痛み、酷い頭痛を感じることもあり、引き続きしっかり静養しようと思っています。