桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「ワクチン接種が始まった」

2021年05月21日 (金) 15:32
ワクチン接種が始まった。地元・宮城でも、医療従事者を中心に接種が進んでいる。やはり、2回目の接種の際に熱が出たり、倦怠感や頭痛等の症状が出ているようだ。これは免疫反応のためであり、私が聞いている限りでは、若い人のほうが症状が出やすい傾向にあるようだ。
 
先週、興味深い話を伺った。それは、私と同時期に感染した20代の女性は、もう抗体がなくなっているということである。その女性だけではなく、40代男性も抗体が無くなっていた。
 
彼女たちは、症状はなかったが、飲食店でクラスターが発生したので、PCR検査を行っている。無症状なので、体の免疫反応がそれほど働かなくてもウィルスを殺せたからなのだと思うが、これでは再感染するのは当然のことのように思える。一方、私は肺炎まで併発していた。彼女たちよりは重症であった私はどうなっているのか、早急に調べたいと思っている。
 
世界ではワクチン接種が進んでいる。イスラエルでは6割近くの方のワクチン接種が終わっていて、新規感染者はほぼゼロになっている。3割程度終わっているイギリスも新規感染者数はかなり減っている。
 
アメリカは4割程度と、イギリスよりも若干高い水準でワクチン接種が進んでいるが、感染者の減少率はイギリスほどではない。この差は、感染対策の差ではないかと思う。イギリスでは長期間のロックダウン等厳しい対策が取られており、外出を抑制して人との接触を減らしたこととワクチンが行き渡り始めたことが、両輪となって感染者数を減らしているのだろう。
 
この例から分かることは、日本でもある程度の方がワクチンを接種すれば、新規の感染者をかなり減らせるだろうという事である。高齢者の数は全体の3分の1なので、高齢者の接種が終わるころには、状況は一定程度改善していると思われる。ワクチン接種が早急に終わるように努めていきたいと考えている。
 
 
 
参議院議員・医師 桜井 充