桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「笛吹けど」

2021年05月28日 (金) 13:24
ワクチン接種の段階は、医療従事者から高齢者へと移っている。政府は7月末までに高齢者への接種を終わらせるようにと指示をしているが、現状を見るとなかなか難しそうである。その原因の一つは、全体の中の一部ではあるものの、本来もっと積極的に協力するべきである厚生労働省所管の病院の協力が、必ずしも十分に得られていないことである。
 
ある医師会の先生から教えて頂いたのだが、地元の厚生労働省所管の病院では、個別接種を行っていないそうである。この点に関して厚労省に確認したところ、集団接種への医師の派遣といった形で協力しているという回答だった。しかし、それで接種できる数は限られている。
 
郡和子仙台市長の話では、市は大きい病院にも個別接種に協力して欲しいとお願いしているそうだが、その病院は要請には応じていない。病院ごとに個々の事情はあるだろうが、現在は何よりもワクチン接種が急務である。改めて厚労省と話をしたところ、現場の実態の確認も含めて検討してくれるようである。
 
ワクチンを接種するための人手が足りないので、政府は救急救命士や臨床検査技師にも接種を行ってもらうか検討しているようだが、このような病院に協力してもらう方が先ではないのか。個別接種のメリットは、現病歴等のチェックが簡単に終わり、時間をかけずに接種できることである。
 
私も国会が終わったら、ワクチン接種に協力したいと思っている。病院・医師への協力を呼び掛け、なるべく早くワクチンを国民の皆さんに行き渡らせて、普通の生活を取り戻せるように努めていきたいと考えている。