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桜井充メルマガ「第五波」

2021年08月05日 (木) 18:52
私の予想に反して、コロナの患者さんが急激に増えている。ワクチン接種が進んでいるので、それほど患者数は増えないと思っていたが、デルタ株の感染力はかなり強いようだ。
 
昨年6月に東京や宮城を対象に行われた厚労省の抗体保有調査によると、抗体保有率は東京が0.1%、宮城が0.03%という結果だった。当時の感染率は、東京が0.038%、宮城が0.004%であり、抗体保有者が感染者を上回る結果となった。昨年12月に行われた第2回調査でも、この傾向は続いている。
 
当時の患者数は、発表されていた患者数より、実ははるかに多かったのである。つまりそれだけ、無症状の感染者が多かったということである。
 
昨年と比較して、PCR検査を行える件数は増えている。そして、デルタ株の出現により、症状を有する人の数も増えている。このことから考えると、感染者が可視化されているという面もあるのかもしれないが、それを鑑みても、感染者は増加しており、また、無症状の感染者も相当数いるはずである。
 
はっきりしていることは、コロナウィルスが変異するごとに、自覚症状を呈する患者さんが増えているという事である。これはコロナウィルス感染症に限ったことではない。インフルエンザウイルスも変異しやすいウイルスだが、こちらも、流行の初期よりも、終わる頃に感染した人の方が重症化すると言われている。
 
一方、変異しているコロナウィルスに対しても、現在接種しているワクチンは有効であると言われている。早期にワクチン接種を完了させ、感染を収束させていけるように努めていきたい。