桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「魂の訴え」

2022年03月24日 (木) 18:39
ロシアによるウクライナ侵攻が始まって一カ月になる。昨日は、ウクライナのゼレンスキー大統領の演説がオンラインで行われた。ウクライナの窮状を訴える言葉に、人道支援を含め、できる限りの支援を行っていかなければならないという思いを新たにした。
 
FacebookなどのSNSでもお伝えさせていただいたが、先週末は地元に戻り、被災地の視察をしてきた。改めて、犠牲になられた皆様、ご遺族の皆様に衷心より哀悼の誠を捧げます。また、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
 
私が訪れた中で、一番被害が大きかったのは白石市だった。白石市の文化体育活動センター・ホワイトキューブのコンサートホールでは、天井のパネルが落下したり、パイプオルガンが折れてしまったりと、復旧に相当な時間が掛かるだろうと思われた。白石城の壁や、交通量の多い道路にもあちこちに亀裂が入っており、修復が必要である。
 
新幹線が脱線した現場も確認した。工事の邪魔にならないよう、遠目にではあったが、車両が傾いている様子がはっきり見て取れた。大惨事にならなくて本当に良かったと思う。脱線現場の近くには、被害状況を見ようとしてか、工事関係者ではない人の姿があったが、危険でもあるし、工事の妨げにもなってしまう。慎重に行動していただければと思う。
 
秋保温泉のホテルの被害も大きかった。コロナで経営が厳しくなっている中、相当な支援を行わなければ、破綻してしまうかもしれないと感じた。グループ化補助金の補助の割合を引き上げられないものか、関係省庁と議論したいと考えている。
 
秋保温泉では、昨年2月の地震の際にも崖崩れが起こり、修復が必要な状態なのだが、全く手が付けられていなかった。その理由は、国の支援メニューがないからである。住宅の場合は、崖の上に民家が10軒あれば補修の対象になるのだが、温泉宿の場合には規定がないのである。
 
もし、更なる崖崩れが起こり、宿泊客に被害が出たらどうするのだろうか。急ぎ、国交省に事情を伝え、支援の枠組みを見直せないか要請している。こうしたことも含め、早期の復旧・復興のため努めてまいります。