桜井充メールマガジン

桜井充メルマガ「コロナ対応」

2022年09月01日 (木) 19:40
 新型コロナウィルスは変異を繰り返し、感染拡大初期とはその性質が大きく変わってきている。二年前には、肺炎を起こしてコロナで亡くなっていた方がずいぶんいらっしゃったが、最近はコロナの感染をきっかけに持病が悪化して亡くなる方が増えている。簡単に言えば、コロナで重症化する患者さんはかなり減っているという事である。
 
 さらに、デルタ株の時までは、感染予防にワクチンが効果的だったが、今のオミクロン株に対してはそれほど有効とは言えない。ただし、重症化予防には効果がありそうだが、明確なデータは出ていない。
 
 そのため、政府も徐々に対応を変えてきている。例えば感染者の全数把握の見直しである。医療機関の負担を軽減するため、重症化リスクの低い、2歳以上65歳未満の方は、自治体の健康フォローアップセンター等に登録することを検討している。
 
 重症化リスクの高い2歳未満、65歳以上の人は、従来通り病院に行って診断し、氏名等を登録し、保健所に登録されることになる。患者数の増加に対応するためにも、入り口を簡素化することはとても大切なことだと思う。
 
 政府が今後行うべきことは、オミクロン株の特性やそのための制度変更を丁寧に説明することだと思う。十分な説明がないために、政府が行っているコロナ対策に対する不満が強いのではないだろうか。私も機会を見つけて、情報発信をしていきたいと思う。